似顔絵について

■私はメンクイであり、人の顔に非常に興味を持っている。人の顔はおもろい。皆、目が2つあり、鼻が1つあり、口が1つ。耳が2つ。なのに、その配置だけで全然違う印象を与える。少しだけ目に陰影を与えるだけで、少し光を照らすだけで全然違う顔になってしまう。

■似顔絵は普通のイラストと違う。イラストとしてどんなにクオリティが高くても、似てなければ似顔絵としては0点。ま、その絵に添えられた文章や一言が面白ければ、全体でそういう芸として認められたりするが…。

■似顔絵の面白いところ。なんだっけな~。なんとか効果というのだが、要は、人間は、顔の特色が強調された表現の方が、「より似ている」と判断するのである。だから実際に50程度たれ目の人がいる場合、それを写真通りに忠実にコピーしてイラスト化するより、80くらいにたれ目に強調して描いた方が人は「こっちのほうが似ている!」って判断するらしい。これはまあ皆さん経験からわかってますよね?

これは確か人間だけではなく、赤ちゃんとか、犬とか動物もそうなんだって。似顔絵などを見せると、もっともデフォルメされたものに強く反応するそう!

これは、脳が人の顔を認識するときのなんちゃらかんちゃら…って詳しくはこちらを見よ。(ためしてガッテン

要は、平均からズレているところを強調して描くと似ていると感じるらしい。人は無意識のうちに、頭の中に「平均的な顔」を持っており、人を目にした時、そこからのズレを元に、その人の顔の特徴を把握するらしい。だから外国人が描いた似顔絵と日本人が描いた似顔絵はちょっと違って見えるんかね?

ガッテンによると、コツは、極力パーツを単純化すること、あとパーツの配置らしいよ!なるほどねえ…。要は細かいところにこだわってると、大局を見失うってことやね。

■そういえば、パソコンで、細かいところをせっせと描いていると、いつのまにか目が麻痺して、似てるのか似てないのかわからなくなってきてしまったりする。(一晩寝て、翌日見ると、どこを直せばいいのかぱっと分かったりする)

■私は似顔絵を描くのも好きだが、描いてもらうのも大好き。上手くても下手でも嬉しい。友達から描いてもらうのも好きだし、今まで何枚も路上やイベントで描いてもらいました。日本でも、アメリカでも、旅先でも。また、人が描いている過程を後ろから見るのも好きです。それをみて、いいなと思った人に描いてもらうのです。似顔絵の上達の秘訣って何ですか?って聞いたことがあります。そしたらその人は本当に絵がうまい漫画家の絵を真似して沢山絵を描くことかなあ~鳥山明とか、スラムダンクの人とか…といってましたね。私は実は漫画っぽい絵はそんなに好きじゃなくて、中学や高校の時からピンポイントで似顔絵や風刺画が好きだったので「今更ドラゴンボールの絵なんてかけねーよっ!」って思ったのを覚えていますが…。あの画家さん、元気かな~!?

■あと対象への愛がないとダメだよね。私は友達の顔を描いている時、その相手を愛しているような気持ちに陥ることがあります。似顔絵を描くということは、私にとってその人へのラブレターなのです。

As a Rainbowさんが描いた女女苑さんの似顔絵はまじで似てます。やっぱ愛ですな。

■ここで、私の尊敬する似顔絵画家さんをいくつか紹介します。

高橋春男

週刊文春にて『いわゆるひとつのチョーさん主義』を連載している漫画家。彼は極力まで単純かしてありながら、無理なデフォルメをまったく感じさせない。しかも文章や漫画も風刺が利いていて面白い。心の底から尊敬しています。

新聞の政治家の似顔絵画家

針すなおなどの一コマ風刺漫画ではなく、記事の中に出てくる、豆粒ほどの政治家の顔イラストです。小さいのに手までキチンと入ってて、これが実に似てるんですな~。作家が誰かとかは意識したことありませんが、上手いと思ってました。あ、でもこれは新聞によって違うのかな?昔朝日新聞読んでいた時に、似顔絵に注目していたんだけど、今日経新聞を見たら見当たらない…。

あとはネットで見かけた人を何人か。

TVチャンピオン

http://www.swany.ne.jp/minba/u/tc2/tv-tokyo.html
TVチャンピオンは何度か見たが、似顔絵の回は最も興奮して見ていました。
何度かあった気がしますけどね。上のアドレスからは当時の作品も見れます。すげー。皆ウマすぎ。

彩賀ゆう
http://saiga.seesaa.net/index-2.html
ちょいアイドル系の作家さん。似顔絵というよりは、コラムニスト。雑誌なんかで使いやすそう。ナンシー関の後がまとしてどうでしょう。絵に結構癖がなく、キレイでそこそこ似ているので、映画雑誌とか、いろんなジャンルで活躍できそうな芸風。営業うまそう。

ほうらいたけし
http://www2.odn.ne.jp/room551/
デフォルメしてここまで素直に「似てる」と言えるのはすごい!?自分が目指したい芸風とは違うのだが、純粋にすごいなーと思うので紹介。この人も本のカットとかに使えそう。

すぎもと征
http://www1.odn.ne.jp/~ciu07810/
私は一番この人が好きです。絵が、本当にうまいんだろうな~って感じするから…。うまい!てゆうか、画風が好き!一コマ漫画のドライな感じもよい。いくつか絵がリンク切れしてるのか見えないのが残念。

☆ヒログ.....人間観察的似顔絵ブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/gokuakusanta
うまい…。

似顔絵、イラスト、キャラクター、フリー素材などの紹介ブログ
http://yaplog.jp/rochirico/category_3/

アボコマ

http://ameblo.jp/kokoabos/

■他に似顔絵以外(ファインアート)の素晴らしいコンテンポラリーアーティスト達を紹介しようと思ったが、このまま羅列するとどんどんマニアックになり、ブログの趣旨が完全に変わってしまいそうなのでやめておこう。

ちなみに、古いいわゆる画家でいうと、自分が一番好きな画家はヴラマンク。あとセザンヌ。アンドレ・ドラン。ゴッホやゴーギャンも好きだ。いわゆる後期印象派からフォービズムへのあたりがめちゃ好き。激しい色彩と、荒々しい筆致がたまらん。マティスはまあまあ。あと、ありがちですが、クリムト。古いものだとエルグレコ。

■しかし昔の宮廷画家とか、結局似顔絵描いてたわけだよね!?肖像画だもん。どんな画家でも、自画像とか、人の肖像画は大抵描いてるよね。そう考えると、やっぱり似顔絵って面白い。てか、人の顔はやっぱ面白い。

(今回のエントリは鈴木亜美を聴きながら書いた!)
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comment

平均からズレているところが多いから描きやすいのかと思ってましたが愛だったのね。ありがとう。
  • 2008/12/31
  • bianca
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うんうん、愛がないと描けない!それは絶対だわ。

「愛」と同じことかもしれませんが、私の場合、相手の性格をよく知らないと、どうにもうまく描けません。性格というか、その人自身が目指しているキャラというか…。本気で失礼な似顔絵になってしまうのは避けたいので、顔の特徴がハッキリしている人よりも、自己表現力に優れた人のほうが、描きやすいです。(その意味で、自分の魅せ方を知っているbiancaさんはものすごく描きやすいです。)

というわけで、今年もよろしくおねがいします。
ご帰国の折には、似顔絵描きっこしましょー☆
  • 2009/01/02
  • coochin
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