【レビュー】パプリカ

2年ほど前かな?パプリカという映画がこちらの映画祭で上映され、私の周りのアメリカ人には大好評だった。美しい映像と、ノリノリの音楽と、狂ったストーリー。

パプリカ [DVD]

私も、「日本人って大人しく見えるのに、まじ、クレージーだな!」という称賛と畏怖の混じった目線を浴びることとなったのだが…。その原作である筒井康隆パプリカ」を読んだ。

パプリカ (新潮文庫)
パプリカ (新潮文庫)
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筒井 康隆
新潮社
売り上げランキング: 20748
おすすめ度の平均: 4.0
4 傑作。でも、怖すぎる。
4 良くも悪くもまっとうなエンターテイメント
5 夢の中へ夢の中へ行ってみたいと思いませんか?
5 サイコとエロと狂気の共演
2 読み手の想像力次第


面白い。マトリックスとか、トータルリコールとか、夢と現実の境界が揺らぐ系のSFが好きな人はハマるでしょう。

千葉敦子の、魔性の女的描写の仕方が、ふと頭に引っかかるものがあり、そして、ずーっと昔に読んで忘れていた七瀬三部作を思い出した。

(って、私の読んだ段階で、既に図書館の片隅で古びていた本なので、読んだことある人は少ないかもしれませんね。眉村卓なども読んでいました。古い本ですが、素晴らしく面白いですよ。少なくとも、星新一や映画のマトリックス、フィリップKディックなどちょっとSFっぽいのが好きな人はオススメです)

家族八景 (新潮文庫)
家族八景 (新潮文庫)
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筒井 康隆
新潮社
売り上げランキング: 15359
おすすめ度の平均: 4.5
5 人の醜悪さ、狂気、内面の汚さ
3 七瀬の未来は・・・
5 テレパスってこわい
3 時代を経て変わらない「人間」というもの
4 自分の心を読まれたら・・・


七瀬ふたたび (新潮文庫)
筒井 康隆
新潮社
売り上げランキング: 60532
おすすめ度の平均: 4.5
5 3部作のなかで1番おもしろく、好きです。
5 わくわくどきどきスリル満点
4 本格SF作品!
2 何の罪もない人たちを抹殺する、国家権力の不条理さ
5 30年の歳月も関係ない、、、


エディプスの恋人 (新潮文庫)
筒井 康隆
新潮社
売り上げランキング: 31963
おすすめ度の平均: 4.5
3 筒井さんもかなり無理して書いたのでは
3 狙いすぎかなぁ。
5 ファンをSF的に叩きのめし、キャラクターを封印してしまった
4 本当のショック
5 才能を爆発させた一作


七瀬は、非常に魅力的なのだが、なぜか処女という設定。確か、シリーズの最後の方で、七瀬が(半ば望まない状況で)処女を失うシーンがあり、切なさで胸がちぎれそうになったことを覚えている。←ってかなりうろ覚えだ。

敦子もそうだが、七瀬も、魅力的でありながら、どこか偶像化されており、男が夢見る理想的な女像という匂いがするんだよね。

筆者は、キャラクターを崇めていながら、結局客体として見ているだけで、どこか、結局は彼女の人間としての主体性を認めていないというか。パプリカの主人公である千葉敦子も、非常に魅力的で、知的で、性的にもイニシアティブを取るような女性でありながら、どこか、なんとなく筒井康隆の作り上げたポルノの中で、監督の言うなりになっている主演女優のような物哀しさがある。

ストーンオーシャンの空条徐倫のこともちょっと思い出した。物語においていかれて、切なさと、キャラクターに対する強烈な恋慕だけが残るような感覚が。

ジョジョの奇妙な冒険 Part6 ストーンオーシャン (14)
荒木 飛呂彦
集英社
おすすめ度の平均: 5.0
5
5 第6部は名前がおもしろい



ちなみに、ジョリーンが、私はめちゃタイプです。

ストーンオーシャン―ジョジョの奇妙な冒険 Part6 (1) (ジャンプ・コミックス)
荒木 飛呂彦
集英社
おすすめ度の平均: 5.0
5 新しい「ジョジョ」
4 名前かえるだけあって、確かに前作とはまったく違うテイスト
5 面白いですが…
5 ジョジョの魅力
5 第六部スタート


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  • 2009/05/09
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