ワシントンDCは、同性婚を禁止するのか!?

ワシントンDC同性婚禁止法案が提出された!(参考記事:AP

提出されたのは、「婚姻を男女間のものに限る」という法案であり、基本的に同性婚を禁止するもの。アメリカは連邦レベルで、同内容の婚姻保護法案(Defense of Marriage Act 通称DOMA)を1996年に通したため、連邦レベルでは同性婚は禁止されているのである(だからいくら、各州で同性婚が認められようと、連邦レベルでは、それは婚姻として認められない。だから連邦税や、移民法など、連邦法レベルでは同性パートナーは配偶者として認めれられない)

連邦に限らず、各州レベルでもこのDOMAを制定した州は多くある。

ところが、最近各州で同性婚を認める州が増え、ワシントンDC地区も、協議会にて他の地域で認められた同性婚を認めるという方針を決めた。(参考記事: WachingtonPost)(これは、最終的には、ワシントンDC地区でも、同性婚が可能になる流れの一貫として捉えられている)。

ところが、議会による今回の法案提出はこのワシントンDC地区協議会の決定を覆し、同性婚容認への流れを阻止しようとするもの。

さあ、どうなる?

ワシントンDCは、同性婚を禁止するのか?

アメリカの首都、ワシントンDC!頼むよ~!

☆ ☆ ☆

ちなみに、オバマ大統領は、「各州はそれぞれ何をもって婚姻とするかを自由に決める権限がある」とする立場。つまり、各州が「同性婚を認める」ことも、「同性婚を禁止」することも容認している。オバマ自身、初めから同性婚には反対であり、シビル・ユニオンを支持している。

黒人である彼は、「Separate but Equal」の欺瞞を十分に理解しているはず。それなのになぜ「シビル・ユニオンでいい」なんていうことが言えるのか?どの面さげて言えるのか!?

原題'Separate But Equal'とは「分離すれど平等」という意味で、教育、職業、乗物など、平等の機会・施設が用意されていれば白人と黒人を分離しても合法という1896 年の最高裁判決を指します。しかし、これは明らかに米国憲法修正第14条「全ての国民は法の前で平等」という趣旨に反していて、連邦裁の「分離教育は合法」という判決は憲法を無視しています。

引用元:http://www2.netdoor.com/~takano/southern_film/separate.html


この「シビル・ユニオンか?あくまで婚姻にこだわるのか?」という問題は、それはそれで複雑な問題であるので、また機会を改めて書くつもり。だが、個人的意見を簡単に書いておくと、婚姻と同内容の権利が保障されるシビル・ユニオンは、「とりあえず」のゴールとしては悪くないと思う。現実的には、名前はどうあれ、同じ内容の権利が保障されることは大きな一歩であることに違いはないから。宗教的な反発が押さえられるため、実現可能性も高いしね。

でも、シビル・ユニオンはあくまで「とりあえず」のゴールにすぎず、そこでとまるべきではない。婚姻を目指すべき。では、婚姻がゴールなのか?それもまた違う。私は、同性婚すらもゴールではないと思っている。制度的な平等にとどまらず、人々が、本当に多様なセクシャリティを認め合えるようになること。ホモフォビアがない社会。それが、自分にとってのリベレーション活動のゴールであり、夢です。

"I HAVE A DREAM !"
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  • 2009/05/23 12:26
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