ウェストハリウッド、午前零時

20090528235031
木曜日の夜のガールズナイトは、Fuseのやってるhereでのパーティと、East West。

眠い目をこすりながらEast Westに足を踏み入れると、一斉に女の子の視線が飛んで来て、ゾクっとする。いきなり覚醒する。

友達を探しながら進むと、日に焼けた肌と黒髪がエキゾティックな子と目があう。東南アジアか?ラティーノとのミックスかもしれない。視線が1秒以上からみあったら、それは話しかけるべきだという合図。彼女は視線を外さない。視線が熱を帯びて、臨界点に達する、後頭部がじーんとしびれそうになったその瞬間、久しぶりに会う知り合いが話しかけて来たので私は正気に戻った。

「順調なの?」

まあ…一言でいえば絶好調かな。

「彼女と…つきあってるの?」

いや、厳密には…。

「まだ遊びたりないんでしょう?」

知り合いの目が好奇心でギラギラ輝いている。

…説明するのが面倒くさくなった時彼女を見つけた。

私が真夜中に来たのは、彼女に呼び出されたからだった。

バーカウンターでマティーニを頼む。

オリーブをかじる。しょっぱい。

「話があるの、外にでよう」

酔っぱらってる女の子の真剣そうな顔って、見てると笑えてくる。気取りたおしたファッションポスターのモデルの顔に、誰かがマジックで描いた鼻毛の落書きみたいな滑稽さがある。

パディオの柵にもたれかかる。午前1時のウェストハリウッドはいかにも雨が降りそうな空気に満ちている。

「あの…つまりね…」

私は彼女が何を言いたいのか、わかっているのだが、知らん顔で頷く。

ひそひそばなしをするように顔を近づける彼女の息があまい。

「私は知ってるわけよ…あなたが…知ってるって。で、私は説明しなきゃいけないと思った。私の口から真実を…どこから話せばいいのかわからないんだけど…」

真剣な彼女に気圧されないように必死で頷く。

「うん」

「私と彼女は…いつでも友達だったし…つきあってたことなんて一瞬もないのよ…私は、ただ、とても酔っぱらっていたのよ…」

「うん…」

話の内容に集中できない。

ー彼女の英語には、訛りがある。
ー何歳の時に、アメリカに来たんだろう?

頭の中を駆け巡る断片的な思考。

片目で、入り口に立っていた女の子のことを無意識で探してる。
もう一度彼女と視線を絡ませてみたいと密かに願いながら…。
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