ENDAについて 法律の保護対象として明文化されることは大事だよ

バーニー・フランク議員はトランスジェンダーを含んだ雇用差別禁止法案(Employment Non-Discrimination Act: ENDA)を提出。(参考記事)
このENDAは、保護対象を性的指向だけにするか、性自認を含むかで、何年も揉めていた。ようは、「トランス差別もダメ、っていうのを入れるかいれないか」つーことだわな。「同性愛やバイを守れ」だけでいいのか。「トランスも守れ」というのをいれなくていいのか。という問題。

過去には「トランスを保護対象に入れると、法律が成立しづらくなる」ということで、ヘイトクライム法案や差別禁止法案から、トランスを保護対象から外すようにというロビイングをしたという経緯もあるらしい。←過去といっても数年前とかまではそうだった模様。

ここらへんについては、過去にENDAが問題になった時の記事が参考になる。



今回、ようやくトランスを含んだ「よいバージョン」の法案が提出されたのです。無事成立してほしいですね。

で、法律の言葉にトランスを含むとか、含まないとかが実際にどれだけ現実に違いをもたらすのか?っていうので、よい例があったので紹介。

つい最近の火曜日の話。MtFTS当事者が、トランジションを理由に就職差別されたという事件で、政府は控訴を断念。(参考記事1
もともとの事件は、アメリカ国会図書館に、国際テロリスト分析スタッフとして内定を貰っていた元アメリカ陸軍のスペシャリストが、将来性別再判定手術を受ける予定であり、仕事は女性として行う予定だと告げた翌日に内定取り消しをくらった、というもの。



「彼らはデービッドを雇いたかったので、ダイアンを雇いたかったのではないのです」

翌日って露骨すぎ。これを不当として2005年裁判が起こされ、ブッシュ政権は「トランスセクシャルを差別することは、Civil Rights法案のもとでの性差別にはあたらない」(連邦レベルでトランス差別を禁じる法律がない)と主張していたが、これが退けられ、$491,190の損害賠償が認められた。で、控訴するかが注目されていたが、オバマ政権は控訴しなかった。エラい。

ブッシュ時代の政府側の裁判でのいい分、これはひどいねえ。まあ結果的には通らなかったわけだが、こういう主張を防ぐためにも、やっぱ差別禁止法案とか作るとき、性指向とか、性自認に基づく差別も禁止と明言し、トランスをきっちり保護対象に含めておくのは大事だということですな。
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