クラブ、アクティビズム、音楽

昨日はアクティビスト友達がDCから戻って来たので、お祝いのためWeHoに行く。しかし、最近金曜日は人が多すぎで、踊れないし、中途半端な知り合いばっかり増えて、ちっとも面白くない。しかも、どんなかわいい子に会っても、クラブの中では大した話ができないし真剣に知り合うことを既に諦めている。

ぶっちゃけ今の私はアクティビストじゃない子には全然興味がもてない…っていうか、いくら可愛くても、飲んだくれたりしてる子をみてるだけじゃ、なんか全然ナンパしようという気持ちが薄れてしまった。

前は、出かけるたびに出会いを期待していたし、新しい誰かに声をかけることを自分にノルマとして課していたけど、今は全然それは期待していなくて、単に友達に会ってキャッチアップするためだけに出かけるようになったって感じ。そして、それだったら、別にクラブじゃなくてディナーとかでもいいし、そっちの方がいいっていう感じになるわけだ。

ま、一言でいうと、クラブシーンにちょっと飽きて来たんだよね。

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APIによるLGBT団体のトレーニングに行く。APIとは、アジア、パシフィック・アイランダーを中心とした呼び名。エリアとしては、インドあたりから、東南アジア、ポリネシア諸島なども含みますが、以下はAPIの略としては「アジア系」と書いちゃいますね。今日のセッションは、いくつかのレクチャーがまとまった教育的なトレーニング。

アジア系を中心にしたアメリカにおけるゲイ・ムーブメントの歴史や、カリフォルニアにおけるProp 8がらみの流れのおさらい、様々な宗教が同性愛をどう教えているのか、また、主にLAエリアにおいてアジア系有権者の投票行動が2000年のProp 22から、2008年のProp 8においてどう変化したか、今後コミュニティでどのようなセグメントにリーチしていくか、また、移民法上の問題について、「難民」を理由に移民を申請する場合の条件と理由、ゲイであることが難民申請にどのように影響してくるのか、また、ゲイの国際カップルに異性間のカップルと同じ移民法上の権利を与えるUniting American Families Act(通称UAFA)についてなどなど、非常にためになるトレーニングだった。知識がつくというのもあるし、それ以上に、そこで人と触れ合うことが今の自分にとっては非常に刺激的なのです。日本の団体と繋がっている人も個人的にはいるようでした。

面白かったところをいくつか紹介する。

宗教において、仏教は、よく「同性愛に寛容である」というように当然のように語られるが、投票行動を見ると必ずしもそうではないこと。システマティックな性的マイノリティに対する教育の機会などを設けているところは少ないこと。宗教的なコミュニティなどにいかに入り込んでいくかが課題、と言われていた。カトリック教やモルモン教が同性愛に対して反対なのはよく知られているが、仏教も宗派によってはかなりホモフォビックなコミュニティがあるということだった。(もちろん、宗派によっては完全にLGBTをサポートしているところはある)

あとは、LGBTムーブメントにおいて、アジア系コミュニティの中で、日系人コミュニティの果たして来た役割は結構大きいということが、歴史のなかで語られ、なかなか面白かった。

現在全米のアジア系の人口の中で、日本人、日系人の占める割合はそれほど大きくない。だが、ハワイに移民した日系を中心に結成されたJACLという団体がアメリカにおいてもっとも古く、もっとも大きなアジア系の団体であった。

1991年に、ハワイにて同性カップルたちが婚姻を求めて訴訟を起こし、1993年に同性カップルに婚姻が認められないことは憲法に反する差別だという判決がされた。これは全米における同性婚ムーブメントの先駆けとなるものだった。

そして、JACLは、ACLU以降、初めて非LGBT団体として、同性婚をサポートすることになった。だが、その後、JACLはバックラッシュにあい、同性婚のサポートを進めた当時のリーダーたち(日系三世が中心)は次々と団体をさり、より保守的な日系二世たちが団体の中心になったという。

同性婚については、1996年に連邦レベルでDOMAが可決され、各州は他州で認められた婚姻を自州において認めなくてもよい、とされた。(クリントンは、このDOMAについて、DOMAを拒否すれば、おそらく憲法が改正され、どちらにしても同性婚は禁止されただろう。当時の政治的状況においてはDOMAが最適の選択肢だったと言訳をしている)

(その後ハワイ州は、1998年に憲法を変更し、同性婚を禁止している)

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また、カリフォルニア州は、1999年にドメスティックパートナーシップ法を制定し、初めは制限された権利のみを与えていたが、徐々に婚姻とほぼ同じ権利を同性カップルに保障するようになった。カリフォルニア州は、このDP法の制定の過程においては、裁判によって干渉されることなく、自主的に立法府が決めて来た。

2000年には、カリフォルニア州内にての同性婚を禁止する住民投票Prop 22が61% vs 39%という大差で可決された。(これはProp 8と異なり憲法改正ではない)。

だが、2004年に、サンフランシスコのイケメン市長のニューサムが同性カップルに対して婚姻ライセンスの発行を強行。これははっきりいって法律違反だったので、裁判所はこれらの同性カップルの婚姻を「無効」と判断した。これに対して同性カップルたちが起こした裁判が、後に2008年5月の歴史的な判決に繋がる。

2004年にマサチューセッツ州が同性婚を合法化。カリフォルニアでも、2005年および2007年に議会にて同性婚を合法化する法案が可決された。だが二度とも州知事シュワちゃんによって拒否権を行使され、おじゃんに。

この流れで、多くのアジア系LGBT団体が、アジア系政治家に支援を頼むようになった。多くのアジア系政治家はそれまで、LGBT団体から支援を求められたことがなかったが(メインストリームのゲイ団体は、白人中心だったので)、よろこんでLGBTの支援をする人は多かった。

2008年5月にはカリフォルニア最高裁は、歴史的な同性婚を認める判決を下す。この判決のすごいところは、単に同性婚を認めたというわけではなく、性的指向を、性や人種などと並ぶレベルまで差別をしてはいけない要素として引き上げた点。今までどの判決においても、性的指向がそこまでのレベルで扱われたことはなかった。カリフォルニア州では11月のProp 8によって、再び同性婚が禁止されたが、5月の判決の重要性は生きていて、後に裁判において同性婚を認めたアイオワ州やコネチカット州の判決にも援用されている。

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2000年のProp 22および2008年のProp 8の投票行動を見ると、実際には、人種やエスニシティはあまり関係ないことがわかる。CNNなどの調査はあまり正確ではなかった。

では、人種ではないなら、何が関係しているのか?

答えは、年齢、宗教、そして英語の流暢さ。

年齢は、若い方が支持している。18歳~34歳の層では74%が同性婚支持だった。

次に、あまり宗教的でない層。教会やお寺などに「まったく行かない」層の72%が同性婚支持、「たまに行く」層の57%が同性婚支持。

次に、英語が流暢な層。英語が上手い層では57%が同性婚を支持している。

Yes on 8が広告やマーケットツールを他言語展開したのに対し、No on 8陣営は英語を母国語としない層へのリーチが出遅れた。その結果、多くの第一世代の移民は、同性婚に対してネガティブなキャンペーンのみに触れることになった。

APIコミュニティにおいては、英語を話さない層がかなり大きく、世論調査でも、英語だけで実施すると、それは、アメリカナイズされた若い層だけを汲み取るので正しいアジア系の世論であるとはいえない。(←ここらへんは、非常に納得。自分自身が、英語が流暢ではない層なので、英語ペラペラ層のみをターゲットとしたムーブメントには違和感を感じるし、取り残されるアジア人は多いと思う。日本人はまだ数が少ないので、無視しうるとしても、韓国人なんかは、新移民がどんどん入ってきてるし、韓国語オンリーのコミュニティは無視できないほど大きいはず)

実際メインストリームのメディアによると、アジア系において同性婚支持する割合が非常に多いかのような報道がされているが、独自の調査によれば決してそうではなく、全体での得票割合よりもAPIの得票割合は同性婚に反対の方が多かった。(全体では48%が同性婚賛成だったのに対し、APIコミュニティでは46%が同性婚賛成だったと試算されていた)このギャップを埋めていかなければいけない。

…と、とりあえず今日の自分のノートから断片的に紹介でした。

とりあえず全部受け売り&裏付けの調査とかしてないので、間違っていたら教えてください。ほら自分は英語が流暢ではない層なので、間違ってる可能性がかなりあります。

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その他、移民法についてや、司法制度についてのメモもあるのですが、ちょっとそれはまた改めて。API団体がメインストリームのLGBT団体やムーブメントに対して持っている恨みつらみ?というのはかなり大きいものがありそうで、それについてはまた今度あらためて書きます。

てかレポートしたいものがすごいいっぱい今たまってます。

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夜はサンセット・ジャンクション(公式サイト)というストリートでのミュージックフェスティバルへ!面白かった~★決してゲイイベントではないのだが、雰囲気がほどよくゲイフレンドリーで楽しかった。ゲイだらけだし、WeHoの友達にばったり会ったり、EQCAのボランティアもいっぱいいて頑張ってました。

よい音楽、大音量で聴いて、ビール飲んで、気持ちよくなって、ブランコにのった。気持ちよすぎた。

てか、自分が心の底から好きなタイプの音楽を聴いて踊るの超気持ちいい…!

Les Nubians ←名前にレズビアンが含まれる…。
http://www.myspace.com/lesnubians


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