松方が好きだ

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取引先との商談の場で、私は男たちの「仕事」の顔を見る。
円高について、CO2削減目標について、日経新聞の社説について。
彼らのカフスボタン。
アイロンのかかったシャツ。
そして、薬指にはまった指輪。

同僚とのランチの場で、私は女たちの「社交」の顔を見る。
隣のテービルに陣取っている主婦らしきグループは
休憩時間を気にすることも必要もなく、ゆったりとデザートをつついている。
子供の学校区の話、ダンナの話、習い事の話、奥さん同士のうわさ話。

彼らのすむ世界は違うように見えて、同じだ。
夜、あるいは、週末に彼らの世界はまざりあう。

私の生きている世界とはすごく離れている。
私は自分の知らない世界を日常として生きる彼らが目の前にいることに一瞬愕然とする。

私の世界はどこにある?
私の世界とは何だろう?

…少なくとも昼間の松方は私の世界に生きている。

松方!
松方は好きだ。
松方が美人だとか萌えだとかそういうことを言ってるんじゃないぞ。
松方は自分の世界で生きている気がするし、松方には自分の言葉が通じそうな気がするからだ。
松方は自分の仲間だと感じるから好きなんだ。

「働きマン」はフェミ的にみるとどうなんだろう?

「仕事をこなす」ことは相変わらず「男スイッチ」「○○マン」として「男の特性」であるかのように描写され、松方はまるで、「男なみ」に仕事をこなすことと、「女なみ」に美を追求し、恋愛で成功することの両立を目指しているかのように描かれている…そういう意味では、働きマンをフェミ的に批判するということはきっと可能だろう。(私は働きマンを一部しか読んでいないしフェミニズムもよくわからんので自分ではできないが)

だが、私は個人的にこのマンガが好きでしかたない。
このマンガが、っつーか、松方が。

マンガの中で「働く女」がここまで共感できるキャラクターが今まであったか?

私は今まで仕事の面で励まされたり、モデルケースとなるようなキャラをマンガで見かけたことがなかった。いや、マンガつーか、リアルでも、「かっこいいな!」って思える、仕事に燃えてて、独身で、アラサー、みたいな女性のモデルケースが周りでいなかったかも。初めてモーニングで松方を見たときは、すごく親しみを感じたし、好きになった。今でも覚えてる。初めて働きマンを読んだ時。続きがすっごい楽しみだった。松方の頑張りやなところや、頑固なところや美意識があるところ、自分に厳しいところ。時にくじけそうになるところ。でも絶対頑張るところ。全部いい。大好きだ。私も頑張るぞ!と思える元気をくれるから。

ありがとう。
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