神保町の思い出・アメリカのいいところ・クソみたいなデートをしたことの懺悔

画材屋が好きだ。

日本にいる頃、神保町からお茶の水界隈が大好きだった。あそこらへんは、大好きな本屋に加え、画材屋と楽器も一杯あるのでなおいい。いくら本屋のサイズでは他の大型書店に負けても、街の魅力という点では、神保町にある三省堂が一番よい。画材屋で行ってたのは文房堂と檸檬。他にもいろいろあったな。確かいつも昼寝しているネコがいる店があった。古本はうろうろして一軒一軒店を回るのが好きだった。普段の生活にあまり関係ないのに、それだけ集まってる不思議な空間なのが好きなんだ。まるで異次元にトリップしたような気分になれるから。

あまりに九段下~神保町~お茶の水をうろつくのが好きだった私は、一度、ネットで知り合った女の子との初デートでそれをやってしまった。デート初心者だったんだ。なんてオレオレなんだー。許して。初対面の彼女と靖国神社で待ち合わせて、皇居でボート乗って、その後神保町の古本屋街を一軒一軒めぐって、古いテレビドラマの脚本を探したりウクレレ触ったりしながらお茶の水まで行くというクソのようなデートコースを選んでしまったのだが、案の定彼女は不機嫌そうに「足疲れた!」といってカラオケ行きたいというので、ボックスにはいったら、彼女がいきなりキスしてきて「えええええ」と思ったことは忘れられない。あれが私がインポになった初めての日だった。が、そんなことはまあいい(名前忘れちゃったけどもしもこれ読んでたらごめんね)。

画材屋の話。

お茶の水の画材屋に文化の香りがするのに引き換え、LAの私のよくいく画材屋は、汚い。まるで倉庫のようだ。キャンバスとかいろいろ欲しかったので久しぶりに行った。奇妙な匂いのするだだっ広い店内。木炭、グラファイト、鉛筆、コンテ、よくわからん塊、いろんなペン、ありとあらゆる種類の画用紙、日本の折り紙、派手な色の紙、筆、絵の具、メディウム、エアブラシ、ポスターカラー、額、キャンバス、イーゼル、粘土、定規、コンパス、ハサミ…どうやって使うのかわからんくらいのいろんな種類の紙とか道具で溢れている。見てると超ワクワクする。

悩んだあげく、大きめのキャンバスを二枚とチャコールと厚くて水彩もイケる画用紙を買った。支払いをすませ、キャンバスを抱えて外に出ようとすると、後ろにいたおっさんと目があった。

「グッド・ラック」
「サンクス。ユー・トゥー」

笑って外に出ると気持ちよかった。

LAは神保町ほどはイケてない。でも捨てたもんじゃないとも思うのはこんな時。


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Re: 神保町の思い出・アメリカのいいところ・クソみたいなデートをしたことの懺悔
はじめまして!
先月ぐらいにこのブログにたどり着きまして、それ以来ちょこちょこ昔のも含めて読ませてもらってます^^
ブログを読んで、いろいろと考えたり納得したりへ~と思ったり、、、とがんがん影響されています。
いつも楽しく読んでいます!というのを伝えたくなりコメントしてしまいました~
・・・・・・ではまたっ(´ω`)ノ
  • 2009/10/20
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  • 2009/10/20
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  • 2009/10/21
Re: 神保町の思い出・アメリカのいいところ・クソみたいなデートをしたことの懺悔
神保町~お茶の水界隈←懐かしさに駆られてコメントです。
遥か昔、女子コーセーだったとき、土曜日の放課後に2時間程うろつき回るのが習慣でした(笑)昼ご飯、食べるのも忘れて!
画材屋の檸檬、神田の古本屋、三省堂に書泉グランデ・書泉ブックマート、どれも私の庭でした。だから今回は、ゆうさんのブログを読んでいて映像がすごくリアルに浮かんできて、古本屋や画材屋の匂いまで追体験した感じです(笑)
  • 2009/10/22
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