【レビュー】映画『プリンセスと魔法のキス(原題:The Princess and the Frog)』の感想

ディズニー映画の新作『プリンセスと魔法のキス』(原題:The Princess and the Frog)観てきました。

クラシカルなディズニー映画を思い出させるかなりレトロな描写に、始まった直後はやや戸惑ってしまいました。舞台はおそらく50年代(?)のニューオーリンズ。「カエルにキスするとカエルが王子様になって…めでたしめでたし!」そんなおとぎ話を聞かされて育った少女。王子様なんて信じてないけど、ある日王子だと主張するカエルにせがまれてキスしてみたら、自分がカエルになってしまった!(汗)




ジャズを中心とした音楽シーンがふんだんに織り込まれ、フロートから投げ込まれるビーズ、ワニ、ミシシッピ川、ガンボなどなど、ニューオーリンズ好きには、胸が締め付けられるような映画かもしれません。

そんなノスタルジックな舞台設定の反面、キャラクターや描き方はかなり頑張って新しい感じになってます。例えば、人種面では、ヒロインがディズニー初の黒人プリンセスであることが話題になっていますし、この映画のヒロインは『働きマン』であり、夢は自分の店を持つことです。王子様に救い出され、見初められて結婚することを夢見る伝統的なヒロインではないのです。また経済格差、というか持つものと持たざる者の格差みたいのも描かれておリ(それでも「信じて頑張れば夢は叶うよ!」式のハッピーエンドであり、そのような格差にたいして根本的な疑問を示したり変革を模索したりする“社会派映画”チックな描き方はしていないのがディズニーらしいところです)。

また、音楽シーンはすべていいです。私が気に入ったのは、「I'm almost there-♪」っていう曲と、悪者の魔法使いがタロット占いするシーン。かなりサイケでぞくぞくしました。あのシーンは3Dで見たかった。最後、ワニが人間に変身せず、ワニのまま演奏していたのはよかったですが、もしも二人がカエルのままだったらもっとアバンギャルドだったのに、とちょっと思いました。まあ、ディズニーは、そんな人を不安にさせることはしません!

大人も子供も安心して観られるロマンティックでキュートな映画。ぜひ観てみて下さい。
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Re: 【レビュー】映画『プリンセスと魔法のキス(原題:The Princess and the Frog)』の感想
これまでのロマンティックなディズニー映画以上に、質の良い味のある映画だったようで!
ニューオリンズらしくジャズがBGMとはローカルな文化的要素が出ていて素晴らしいと思います。

実は、私も一度ニューオリンズを旅する計画を立てた事があったのですが、ハリケーン・カトリーナが直撃してしまい行けずじまいになっていました。現在は復興しているようですが、それでも当時は貧困層と高齢者が避難できずに命を失ったり、ホームレス状態で路頭に迷ったりと、アメリカ社会が抱える問題点が浮き彫りになった災害でしたよね。そんな参事とこの映画のテーマがダブっていて、メッセージ性もきっと増したのではないでしょうか。

それにしても、ヒロインの声は低音ハスキーでなかなか美しいですよね。

(今回は本来の自分を必死に抑えてコメントを書いてみました。ダメ、もうこれが限界っ。汗)
  • 2009/12/15
  • yoda
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