【アングラ】ロサンゼルスB級観光案内【サブカル】(1) ワッツ・タワー


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Originally uploaded by teikan
ワッツ・タワー。

これはおすすめ。だが、LAセレブを見物するみたいな観光地とは程遠い。

孤独を感じる時に、ふらっと一人で行くといい。雨が降っているともっといい。残念ながら、のーてんきな南カリフォルニアでは、そんなうってつけの日はなかなか訪れないと思うけど。もしもパーフェクトなタイミングが訪れたら、あなたはラッキー。曇天の中黙って立っているワッツ・タワーを眺めていたら、重苦しい気分を抱えながらでも生きていけそうな気がきっとする。

「これでいいのだ」

ワッツタワーを建設したサイモン・ロディアは建築家でもアーティストでもなく、日雇いの工事現場での労働者だった。1921年に突然自分の土地に見よう見まねで塔を建て始めた。彼はまったく建築に関する学習などを受けていなかったが、溶接していない形ばかりの鉄筋をセメントで固め、ゴミ捨て場からセブンアップなどのビンや色鮮やかなタイルの破片を拾ってセメントに埋め込んで独力で14本の塔を建てた。うち高い塔は30mにも達する。彼は1954年、塔の建設を終えて土地などを近隣の人に譲り、ワッツを去った。

塔の集合体をロディアは「Nuestro Pueblo」(われらの町)と呼んだ。なぜ塔を造るのかと問われたロディアは、ただ「何か大きなことをやるべきだと思った。だからやった」と答えたという。彼がワッツを去った原因は、塔に対する子供達の嫌がらせや苦情など、近隣とのトラブルによる疲れであった。彼はワッツを去った後、二度と自分の塔を見なかったと思われる。


Watts Towers Arts Center
1727 East 107th Street, Los Angeles, CA, United States
(213) 847-4646
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