【アングラ】ロサンゼルスB級観光案内【サブカル】(2) アメーバ・ミュージック

※サイバー・エージェントとは無関係です。
※AMEBAではなく、AMOEBAです。


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アメーバ・ミュージックは、中古と新品のレコード&CDを売っている店。とにかく、ごちゃっとしててなんだかすごい。雰囲気的には、新宿南口のタワーレコードと、渋谷宇田川町あたりのレコード屋を足して割ったような雰囲気です。ポスターとかグッズとかも充実でわくわくしちゃう。

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正直ジャンル分けとか、品数自体は、タワーレコードに軍配があがる気もしますが、トータルの雰囲気&存在感でアメーバの価値でしょう。あと店員の知識もものすごいです。コンピューターを使わずにガンガン教えてくれます(店員の多くがミュージシャンらしく見た目は怖いですが…)。

で、このアメーバのすごさは、ロサンゼルスの音楽事情を知っていないと伝わらないかもしれない。つまり、日本の大都市の、何フロアもある巨大なCD屋でにいりびたり、懇切丁寧な店員のおすすめ手書きPOPを参考に視聴しまくってCDを買っているような人にはアメーバは「ん?別にたいしたことないやんw」というものかもしれない。

アメリカでCDを最も多く売っているのは、ウォルマートである。ウォルマート以外にも、ベストバイやターゲットなどの、ディスカウント系量販店では売れ筋のCDが安く売られている。だが、そこでは、あくまでTOP 40 +アルファくらいしか品揃えがない。ジャンルもHIP HOP, R&B, ROCK,レゲエ などで全体の8割以上を占めるんじゃないかな?エレクトロ系は異常に弱いし、あるとしてもトランスやハウスなどの有名レーベルのコンピレーションくらいしかない。(※LAでどんな音楽が人気あるのか知りたければこちらのラジオ局をチェックしてみて下さい。KIIS FMLATINO 96.3

こういうラジオ局やメインストリームのクラブでがんがん流れている音楽を安く買うだけならば、ウォルマートやターゲットで十分なのだが、それ以外の音楽を聞きたいむきには物足りない。だが、上に述べたように、ウォルマートの徹底的な安売り戦略および、そもそもCDやレコードの小売などはデジタル配信に押されていることもあり、ウォルマートに対抗できるようなCD・レコード屋はLAにはなかなかないのである!

オリコンスタイルは以下のように書いている。

 大型一般小売店が音楽小売業部門で支配力を強めていくとどうなるのだろうか。まず弊害として考えられるのは、「タイトルの絞り込み」現象である。音楽専門店に比べて大型一般小売店の店頭に並ぶタイトル数は圧倒的に少ない。平均的な米タワーレコードの店舗だと6万タイトルの在庫があると言われているが、ウォルマートでは約5000タイトルがせいぜいだ。このような絞り込みによって、独立系レーベルや新参のアーティストの作品は、大型一般小売店の店頭に並ぶ機会を失う。これはアーティスト達がキャリアを一歩ずつ積み上げていくプロセスを破壊する、最悪のケースだ。

http://www.oricon.co.jp/news/special/35804/



そこで頑張っているのがアメーバ!アメーバなら「超売れ筋」以外の音楽も手に入る。視聴もし放題。オリコンスタイルは同じ記事でアメーバ・ミュージックを以下のように紹介している。

 その最も顕著な成功例として、逆風の音楽小売業界の中、順調に業績を伸ばしているのがアメーバ・レコードだ。アメーバの3店舗は、60年代のヒッピー文化など、カウンターカルチャーの中心地サンフランシスコのハイト・アシュベリー地区、サンフランシスコ湾の反対側にあるバークレー、そしてロサンゼルスにある。ハイト・アシュベリー店には何千タイトルもの新譜旧譜のCD、LP、テープが在庫化されており、まるで巨大な倉庫のようだ。

 そこの店員は「音楽好きが高じて店員になった」音楽オタクタイプが多く、音楽への純粋な愛と情熱が感じられる。彼らがイケてる最新音楽にウルサイのは当然としても、それを客にお勧めすることが無上の喜びというから頼もしい。装飾面では、壁に60年代のコンサートのサイケデリックなポスターのオリジナル版が隙間なく貼られている。店内には二名の専属DJが常駐し、彼らのイチ押しトラックをパワフルな音響システムで流しているし、中古CDを他店よりも高額で買い取るシステムも人気があるという。アメーバの店舗はさながら音楽に捧げられた広大な寺院のような趣がある。

 アメーバの店舗地域戦略も計算されていて、3つの店舗はいずれも西海岸のクールでトレンディな地域にしかない。西海岸をえこひいきする訳ではないが、この地域の住人は他の地域と比べて音楽的趣味が幅広く型破りで、文化的に洗練され国際的であることを誇りに思っている。これが、たとえばソルトレイクシティのようなゴリゴリ保守的な街にアメーバがあったとしたら、果たして成功しただろうか。アメーバの強みは「店舗があるべき所にある」ことなのである。

http://www.oricon.co.jp/news/special/35804/



…、と長々書きましたが、まあ、面白いので一度は訪れてみて下さい。ワールドミュージックのコーナーに行って「日本」を探すと、まぁ、なんとも言えず「濃い」ラインナップで苦笑いしちゃったり(とりあえず、ハマアユとかウタダとかのJ-pop系ではない)、思わぬ掘り出し物探しやジャケ買いも楽しめますし。店内で流れている音楽も決して「こてこてLAなセレクション」ではなく、よいです。そこで流れてたCDを買ったりしたことあります。ハリウッドなどの観光地にも近いし、音楽が好きな人は是非!

Amoeba Music
6400 W Sunset Blvd
Los Angeles, CA 90028

※隣は映画館(ARC LIGHT)です。ここの駐車場に数時間は無料で停められます(要バリデーション)。ストリート・パーキングも探せばあります。
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