美しい獣

美しい獣
檻の中でうずくまっていた

私が檻に近づくと

獣は私を恐れ
怯えた目で見つめる

大丈夫
もうあなたを鞭打つものはいない

私は檻に触れる

あっけなくドアは開いた
鍵などかかっていなかったのだ

獣は
出てこない

檻の中で相変わらずうずくまり
悲しそうな怯えた瞳で
私を見つめる

まるで何かを
懇願するように

獣よ
あなたは何を求めているの?

私は獣の澄んだ眸を覗き込む
まるで宝石のように深く光る瞳

私は立ち去ることができない
その瞳を見つめつづける
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