世界中が、アイ・ラブ・ユー<3

私が初めてつきあったアメリカ人。
彼女とは日本で知り合った。
彼女と交わした会話を覚えてる。

日本語でI like youってなんていうの?
「好き」
じゃあI love youは?
「愛してる」

そして彼女は、片言の日本語でスキ or アイシテル?と聞くので私は困った。

知り合ってまだ数日しかたってなかったから。

だからその時まだアイシテルって言えなかったんだと思う。

それからもっと時間がたって、二人はつきあうことになって、ちゃんと多分私はI love you っていったと思うけど、その時のことは覚えていない。

★ ★ ★

生まれてはじめて「愛してる」って言った相手。
初めてつきあった女の子。
好き、好きだよ、めっちゃ好き、大好き、ずっと一緒にいようっていっぱい言いまくってた。
でもある時、自然と、胸の中からこみあげるように、めっちゃ自然に「愛してる」って言ってた。
その言葉に自分で少し驚いた。
でも、それ、本当に自然に口から出てきたと感じたことを覚えてる。

★ ★ ★

それから何度も何度も「愛してる」って言ったと思う。
多分つきあった彼女に全てに言ってたと思う。

彼氏にも言ってたのかなあ?
覚えてない。
言ってないと思うけど、言ってたかもしれない。

もうそれは言うことは当然のことになってて、
いつ言ったとか、どう感じたとか覚えていない。

あ、でも一つ
覚えてることはあるかな。

それは私が大学の時、
先に就職してた元カノが研修の合宿で、心細かったのか、なんなのか
電話口で何度も甘えたように「ねえ愛してる?」って聞いてきた。
私は「愛してるよ」って答えながらも、
少し、甘えられてることに、うんざりしてたんだと思う。

その子とはそれからしばらくして別れてしまった。

★ ★ ★

アメリカに来て、I love youって言葉を
友達とか家族に使うことを知った。

それって結構心地良くて。

恋愛と関係ない場面で、I love you って使いまくるようになった。

友達と盛り上がったら「アイ・ラブ・ユー!」電話を切るときも「ラブユー、バイ!」日本人の友達にも、「お前、マジ愛してる!」

良い感じに酔っ払って、大音量で流れる音楽に体を任せて、
側にいる仲間たちを笑顔で眺めた。
「アイ・ラブ・ユー」
嫉妬とか排他的な感じがぜんぜんなくて。

「愛してる」の本来の意味ってきっとこういう感じだよねって思った。

★ ★ ★

でも、恋愛的な意味でそう言うことはなかなかできなくって。

アメリカにきてからつきあった彼女。
彼女と「愛」について語り合ったことを覚えてる。

でも、つきあってた三ヶ月間の間に、彼女とI love youって言いあった覚えはない。
それからずーっとI love youって、恋愛的な意味で言ったこと、なかった。

★ ★ ★

I love youって言いたかったけどずっと言えなかった。
その言葉が何か大きなものすぎて、自分の気持ちがまだ追いついていない気がして。
I miss youなら言えるけど、I love youってなかなか言えなくて。
I love youって言いまくれるくらい、もっと好きになりたいって思っていて。
だから自分の中ではI love youって言おうとすると唾を飲み込んでしまってその代わりにI want to love youって頭に浮かぶんだけど、でもそれっていったら、じゃあやっぱり今はlove youの段階にまで至ってないよっていうことをはっきり認めるみたいで、結局、何も言えなくて無言のまま抱きしめるっていうことしかできなかった。

★ ★ ★

あれはいつだったのかな?
忘れた。
多分、結構前。
I like youってあまりに軽すぎて、
それよりも、もっと大きな言葉を使いたくて。
悩んだ。

日本語だったら、いろんな言葉を使えるのに、英語だと途端に無口になってしまう事が嫌で。
でも、そうやって悩むくらいなら、言ってしまえって思った。

英語でアイ・ラブ・ユーなんて、きっと、日本語で「アイシテル」じゃなくて、多分「大好き」くらいの意味だよね。
深く考えなくていいじゃん。
考えすぎて何も言えなくなるより、こうやって悩む前に、言葉にだしてしまえよ。

そう思って、
I love youって言ったことがあった。

二人で目覚めた朝。
まだ完全に目覚めてない時間。
彼女のことを後ろから抱きしめて耳元でささやくように小さい声で。

彼女は、驚いたように「え?今何て言ったの?」って言った。

その言い方で、彼女にとって、I love youは、大好きだよ♪的な感じじゃなくて、結構重い意味合い持ってるんだってわかった。私は一気に緊張したけど、もう後戻りはできないって思って、I love youって言ったんだよ、って言った。彼女は少しからかうように笑ってI like youって答えた。私はOKって答えた。何かもうそこでぐったりしてしまった。
自分がバカみたいに思えた。

それからもう長い間I love youって言わなかった。
ていうか、言えなかったのかな、怖くて。

★ ★ ★

でも、それから時間がたって…。

その頃に何があったとか
詳しいことはまた機会があれば書くけど。

いろいろしゃべって
いろんなことを一緒にして
もっとどんどん仲良くなった。

私は彼女のことをもっと好きになったし
彼女も私のことをもっと好きになったってわかった。

やっぱりI like youじゃ足りないよねって思った。

だから
ベッドの上で、キスしながら。
I love youって言った。

彼女は今度すぐにI love you, tooて言い返してくれた。

その時ちょっと感動したよね。

うまくいえない。

すっごーい嬉しかった。

両想いって素敵。

翌日そのことばっかり思い出してニヤニヤしてた。

それから一ヶ月くらい経つ。
今ではずいぶんI love youって言うようになった。
まだ新鮮さ、あるけどね。
嬉しいよね。
言って確かめ合うのって大事。

無理して思ってもないことを口にしたくないけど、
思ってることを口に出せないのも辛い。
いつも素直に、気持ちを出せるような関係でいたい。
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Re: 世界中が、アイ・ラブ・ユー<3
ユウさん

ここに初めてコメント残します。
このエントリー、ドキドキした。
とてもステキ。
  • 2011/05/20
  • landdog
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