Never Ignorant About Getting Goals Accomplished

コンサートの後、まだ体中からビートがぬけきらないふわふわしたよい気分でハリウッドを歩いていると、路上で手作りのTシャツやホットドッグを売っている人々から声をかけられる。

売りつけられるのが嫌なので、曖昧に微笑んだまま、軽やかなステップで人々を交わしていたつもりが、するっと懐に入り込んだ男の子が「この音楽は売り物じゃないよ、この音楽は売り物じゃない…」というので、思わず彼の差し出したCDを受け取ってしまっていた。

彼はすかさず言う。

音楽は売り物じゃない……ぼくは寄付を受け取るだけだよ!恵まれない子供たちと、音楽の発展のために!」

私は苦笑してポケットをまさぐり、数枚のドル札を探りあてて、彼に渡した。

「これしかないんだけど」

彼は笑って、OK、これがぼくたちのフライヤーだよ、と小さな冊子も一緒にくれた。

New Era Global Foundationというのは、ホーソーン地区にある非営利マルチメディアセンターで、アートに興味のある若者に必要なスキルを無料でトレーニングしている。オーディオレコーディングやグラフィックデザイン、クリエイティブライティング、フィルムエディティングなど様々なプログラムがあるが主には、ミュージシャンを目指す若者支援という感じらしい。

はじめは「え、無料?」と思ったが、どうもこの団体には若者に、ストリート以外の居場所を作り、彼らのエネルギーに創造的なアウトレットを作ることによって、ギャングなどにならないようにする……という目的があるようだ。

私はヒップホップにあまり詳しくないのだが、そういえば50 centもかつては麻薬ディーラーだったのだがラッパーになって成功したんだよな~。ビートメイキングをしたり、詩を書いたり、絵を描いたり。私もそういうことが好きなのだが、そういうことが、趣味ではなくて、ガチでストリートから抜け出して犯罪を犯さずに生き延びるための支えになりうるのかな、っていうのが、なんとなく今の自分にはピンとこなかったけど、彼らのフライヤーを見て、今までとは違った角度から音楽についてちょっと考えた。

私は英語がよくわからないので、ヒップホップに限らず洋楽はほとんど歌詞に注意を払わず純粋に楽曲とビートだけで好き嫌いを決めている。2pacのSmoke Weed All Dayだってウィードの意味がわからない時から好きだった。

(好きな子が聴いてたから)



I'd ratha be ya N-I-G-G-A
so we can get drunk and smoke weed all day
it don't matta if you lonely baby
you need a thug in ya life
them bustas ain't lovin ya right

I'd ratha be ya N-I-G-G-A
so we can get drunk and smoke weed all day
it don't matta if you lonely baby
you need a thug in ya life
them bustas ain't lovin ya right

New Era GlobalのCD、Main Bravoを聴きながら、ああ、この歌詞が全てわかったら、もっと私はこの曲の良さがわかるのに、そしてこのプロジェクトの偉大さがもっともっとよくわかるのかなって思った。

でも、いくつかの言葉は私には多分一生わからないだろう。

表面上の意味はわかっても、そこに込められた思いや実感や悲しみや怒りや喜びや諦めなどはわからないだろう。

I'd ratha be a N-I-G-G-A……。
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