今年で三〇周年!Outfest(ロサンゼルス・ゲイ&レズビアン映画祭)でよかったガールズ短編

Outfest(ロサンゼルス・ゲイ&レズビアン映画祭)へ行って来ました。

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今年でOutfestは三〇周年。十日間にわたって様々なイベントや上映が行われました。

ガールズ系の上映が多い日に行ったので、会場は女性だらけでした。クラブやバーとはまた違う客層ですね。年齢や人種構成など……。いつも同じようなところで遊んでいると似たような環境に落ち着いてしまうので、たまには、ちょっと違う場に来ることも大切だな~と思いました。

IMG_4292-001.jpgタイムテーブル。映画いっぱいありすぎて観たいのを選ぶだけでも大変です。

IMG_4290-001.jpgレズビアン有名シェフSusan Fenigerの手がけているレストランSTREETの広告。

今回観たガールズ短編の中で特に印象に残った作品をいくつか紹介しますね!





Polaroid Girl
Directed By: Apri Maxey
USA, 2012, 17 min

Polaroid Girl Teaser from April Maxey on Vimeo.



写真家の元でインターンをしているけれどなかなか撮影させてもらえない気弱な女の子が、ある日フィルムを買うために立ち寄ったカメラ店で素敵な店員と知りあって……映画を撮るのが好きな二人の恋物語。

これは面白いシーンもあったしよかったんですが、いかんせん登場人物がタイプでなかったので、あんまり感情移入できませんでした。あと、最近自分自身が「初めてのデート」とかそういうのから遠ざかっているのもあり、なんか、こうくすぐったくなるというか、全身が痒くなってやめてーーーと一人で声にならない叫びをこらえながら身悶えしちゃいました。

写真は面白かったです!




The First Date
Directed By: Janella Lacson
USA, 2012, 7 min


初めてのデートですっかり相手を気に入ってしまったアマンダ。二度目のデートに誘いたいけれど、初めてのデートでいっぱい失敗してしまったからきっとだめだよねーと親友にトイレで打ち明け話。

こーゆーの大好き!めっちゃ笑えました!コメディって理解が難しくて「?」ってなるのも多いんだけど、これは内輪受けの笑いじゃなくてスクリプトも演技もよくできているので、英語が苦手でもちゃんと笑える。

出演女優は可愛いし、面白いし、七分という短い作品ながら大満足でした★

出てくる女優は全員白人なんだけど、監督はアジア人でした。




Croquembouche
Directed By: Matthew Chevlen
USA, 2011, 20 min

http://www.croquembouchethemovie.com/

Croquembouche Trailer (2012) from Mind/View Films on Vimeo.



舞台は戦後間もない一九四八年。とある夫婦が夫のボス夫妻を夕食に招待する。クロカンブッシュというお菓子を作り、服装にも気を使って、万全な状態でボス夫妻を出迎える夫妻。現れたボスの妻はなんと……。

私が今回一番気に入ったのがこの作品です。アメリカン・フィルム・インスティチュートの卒業制作として作られた作品ですが、セットも衣装も演技も編集も、非常に質が高く、クラシックな雰囲気でとっても素敵でした。ドレスもインテリアも女優も光の使い方も全て美しかったです!監督がこだわり派なんでしょうねえ。

二人の過去のストーリーなどが全く出て来なかったので、フラッシュバックシーンなどがあればいいのに~!と希望しました。てかはっきりいって二人のラブシーンがもっとほしかったわん。これはもっと長いバージョンで撮られてもいい話かもしれません。

二人の主演女優がとっても優雅でキレイでした。主演のTania Nolanはニュージーランド出身で、撮影時は、結婚のためビザの書類が間に合うか一同やきもきしていたそうです。相手役のNajarra Townsendも可憐な感じでキュート★

二人が再開して、過去を思い出すという構成が去年の大傑作Tsuyakoを思い出させました(しかしTsuyakoの方が断然好きです)。




Genderfreak
Directed By: Rebecca Louisell

http://www.genderfreakmovie.com/

十六才のレイチェルはレズビアングループとつるんでバンドを組んでいるけどノンケ。人気者イケメンをデートに誘いたいが、なかなか勇気がでない。そんなある日、クラスに「自分は男でもなければ女でもない!」という子がやってきて…。

これは一番映画祭らしいというか「いえーい」って感じの後味のよい楽しい作品でした。最後のライブのシーンとかめちゃ楽しくてよかった。サウンドトラックのmp3が公式サイトで公開されているので、よかったら聴いてみてください(一曲九九セント、全曲で七ドルの寄付)。

ジェンダーフリークであるサミー役の女優Lauryn Whitneyがスクリーニングに来ていましたが実際にはめちゃフェミニンな女性だったのが印象的。それについて会場からも質問が出ていました。ローレンによれば、サミーの衣装の多くは自分のもので、サミーは決して誰か他人というわけではなく自分の中にいたキャラクターだったそうです。ふぅ~ん。てか、女優ってすごいなぁとしみじみ。

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見にくいですが質疑応答の様子。一番左側がサミーを演じたローレンです。




上でちょっとTsuyakoについて書いたのですが、この映画についてはブログでちゃんと書いていませんでしたよね。去年は短編の中でダントツでよかった作品です。南カリフォルニア大学に留学していた宮崎光代監督が卒業製作のために撮った作品で、日本で撮影され、日本の俳優さんたちが演じています。

Tsuyako Trailer from TsuyakoTheFilm on Vimeo.



日本語で日本の役者が演じてるからとか、そんな贔屓心は抜きにして、この作品は本当に圧倒的でした(ラテン系の子たちも、この作品がベストだった大泣きしながらいっていました)。去年のOutfestでは観客賞を受賞し、他にも世界各国の映画祭で様々な賞を受賞しています。

これから日本で上映されることがあったら絶対に絶対に見て欲しいとおもいます。また宮崎監督は、長編映画の撮影に向けて準備をされているとのこと、応援しています。

(参考記事)目指すはアカデミー賞! アメリカで活動する新鋭日本人監督の作品がカンヌでお披露目
http://www.cinematoday.jp/page/N0032753

キックスターター(資金集めサイト)上での宮崎光代監督のプレゼンビデオ。Tsuyakoの予告編や宮崎監督のおばあさんの実際の写真などが紹介されています。監督の魅力と熱意が伝わってきます。



いつのOutfestの話してるんじゃ~って感じで終わってしまいましたが。

ホント、映画っていいですね。大好きです!

これからもよい映画を観たらシェアしますね!
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