200万円で一軒家を手作り?アメリカで「小さなおうち」ブーム到来

国土の狭い日本の家やアパートはコンパクトです。それに比べてアメリカは最低限の間取りでも、とても広々。大抵キッチンとリビングルームがついてくるし、一つのアパートにトイレが2つも3つもあるし、冷蔵庫もレンジもオーブンも大きいし、かなりの確率でプールやジムなどもついてくるので「こんなに広いスペースはいらない…」と感じたこともありました。

しかし実は今、日本の「うさぎ小屋」に負けないくらい小さな家がアメリカでも人気を集めつつあります。

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Source:http://en.wikipedia.org/wiki/Small_house_movement

家賃が高い都市圏では人々に居住スペースを提供するための解決する方法として、コンパクトなアパート(マイクロアパートメント)が次々登場しています。ホームレス対策として、コミュニティの敷地にタイニーハウスを建てている団体もいます。

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Source:http://www.tumbleweedhouses.com

また、郊外や一軒家でも「小さなおうち(タイニーハウス)」を建てることが流行っています。面積は100-300平米くらいでしょうか?通常の一軒家の多くが1000平米前後ほどあることを考えると、その小ささがわかります。

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タイニーハウスを作っているのは大工やハンディマンだけではありません。女性や学生をはじめ、さまざまな職業の人が手作りしているのも興味深いところです。タイニーハウスはサイズが小さいので力持ちの男性でなくても、DIYすることができるのでしょう。時間をかけてコツコツ一から建てた低価格の家や、効率的にリノベートしたタイニーアパートの様子、また作り方を解説したビデオが多数YouTubeで公開され、注目を集めています。







キッチンシンクと併用のシャワー…
壁に収納できる折りたたみ式のベッド…
ハシゴで登る屋根裏部屋にベッド…
おがくずなどを使って肥料化する「コンポスト」トイレ…

どの部屋にも、空間を効率的に使ってコンパクトに暮らすための工夫が凝らされており、感心してしまいます。

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Source:http://www.dwell.com/house-tours/slideshow/10-tiny-houses-we-love

タイニーハウス専門の建築会社も複数登場しています。DIYをする根気がなくても、完成したタイニーハウスが約200万~900万円で買えるのです!価格はサイズや素材、デザインの複雑さなどによって変わりますが、数千万するのが普通の住宅と比べるとかなり安価。タイニーハウスを選ぶ人にとっては、この低価格も大きな魅力のひとつ。

Tumbleweed houses http://www.tumbleweedhouses.com
Tiny Home Builders http://www.tinyhomebuilders.com
PAD tiny houses http://padtinyhouses.com

居住コストを抑えたいというのは多くのタイニーハウスオーナーの願いだとは思います。しかし、タイニーハウスオーナーコミュニティには、アーティストやライターなどクリエイティブな人々が多く存在し、デザインもスタイリッシュなため、彼らの発信する動画を見ていると「小さく暮らす」ということが「低予算という制限による選択肢」ではなく、最先端を行くトレンディーなライフスタイルであるように見えてきます。

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Source:http://www.dwell.com/house-tours/slideshow/10-tiny-houses-we-love


自分に必要な機能を選んでカスタムし、体に優しい素材を使って建てられたタイニーハウスは、地球環境に対するインパクトも最小限。タイニーハウスの人気の裏には必要最低限の所有物を持ち、最小限のリソースを使って「小さく暮らす」というミニマリズムやサステイナブルな暮らしを目指すという思想の影響もありそうです。タイニーハウスは「建築」の枠を超えた一大ムーブメントなのですね。

多くのタイニーハウスオーナーが語っているのが「多くの物を持たなくなることで、“より大切なこと”に集中できるようになった」ということ。また戸外での活動や周囲の自然などを楽しめるようになるそうなのです。

物質的で消費が大好きで「一軒家を持つのが当然」なのだと思っていたアメリカでもこんなムーブメントが注目を浴びているなんて…はじめは意外でしたが、もともとサステイナブルな暮らしに興味があり、「小さいもの」も大好きなわたしはすっかり夢中になってしまいました。

タイニーハウスの建て方を実際に教えるワークショップは全米で行われています。←LAには10月に来るので、楽しみ!

またタイニーハウスにステイできるホテルや宿泊用に貸し出してくれるオーナーもいます。

オレゴン州ポートランド
https://tinyhousehotel.com/

ワシントン州オリンピア
http://www.baysidebungalow.com/

今年のバケーションは絶対に「小さなおうち」に滞在しようと心に決めました!

【追記】2015年5月

うえで紹介しているワシントン州オリンピアのタイニーハウスに滞在しました!
体験記はこちらからどうぞ。
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