アカデミー賞『アナと雪の女王(原題:Frozen)』のLET IT GOはカムアウトの歌?(歌詞和訳)

Elsa-and-Anna-2.png
Source: http://disney.wikia.com/wiki/File:Elsa-and-Anna-2.png

昨晩、ハリウッドにあるドルビー・シアターで行われたアカデミー賞。歌曲賞は『アナと雪の女王(原題:Frozen)』の「Let It Go」でした。おめでとうございます。会場でのパフォーマンスも素晴らしかったですね!←熱唱したイディナ・メンゼルは、『RENT』のモーリーン、『Wicked』のエルファバ、更に人気テレビ番組『GLEE』にも出演しているブロードウェイのスターです!

映画の中ではこの歌はずっと「秘密」を隠し続けてきたヒロインエルサが人里を離れ、本当の自分自身を解放していくシーンで歌われます。映画の中でも最も気に入っている大好きなシーンで、序盤のクライマックスと言える曲なのですが、この歌は「カムアウト」の歌としても読めるなあ……と感じてしまいました。

この曲を作ったロペス夫妻は「ありのままの自分でいることの大切さ」を込めたと語っていたそうなんです。

実際、英語圏では「エルサはゲイである」という解釈が多数なされています。
この曲Let it goの歌詞を自分なりに和訳してみました。「Let it go」って結構訳すのが難しい言葉で、皆さんさまざまな訳をされているようです。わたしは前半と後半でニュアンスを変えて訳してみました。

山の上で白雪が輝く
足あとのないまっさらな雪
ここは孤独の王国
そしてわたしは女王
心の中の嵐をうつすみたいに
風がうなりをあげている

もう隠すことはできない
頑張ってはみたけれど

心の中を
見せてはいけない
いつも通りの“いい娘”でいなきゃ

隠して
気持ちを押し殺して
でももうダメ
知られてしまった

もういいの
諦めて
もう隠さなくてもいいの

もういいの
諦めて
振り向いて扉を閉めて

もういいわ
なんと言われようと

嵐よ吹き荒れるがいいわ
寒さなんてもともと怖くない

遠くからみたら
悩んでたことも小さく見えて笑えるわ

あんなに悩んでいた恐れも
もう今ではなんてことない

さあどこまで行けるのかしら
限界までやってみようじゃない
正しいも悪いもない
何にも縛られない
わたしは自由!


解き放って
自由になって
風と空の力が私の味方


解き放って
自由になって
もう二度と泣いたりしない
ここに立っているわ
ここで生きていく

私の力が地上まで吹き抜ける
私の魂は氷の結晶に包まれて回っている
氷が爆発するように、
頭の中である考えが結晶化する。

「もう二度と戻らない。過去は過去よ」

解き放って
自由になって
夜明けの太陽のように
私は立ち上がる

“完璧な娘”はもういない

私はここに立っている
日の光に照らされて

思う存分吹雪くがよいわ
寒さなんてもともと怖くない



自分がゲイであることを否定し、同性への恋愛感情を抑圧し、周りから必死で隠し続けてきたゲイにとっては、ぐっとくるものがあるのではないでしょうか。

でも、本当のことを言えば、わたし自身はエルサがゲイであろうがなかろうがどっちでもいいのです。そういうのを超えて、このシーンが大好きです。ゲイであろうとなかろうと、「ありのままの自分」を認めることの大切さは共通だと思うからです。

はじめは打ちひしがれ、孤独にうちのめされていたエルサが、徐々に自分自身を受け入れ、それとともに、声、表情、髪型、ドレスがどんどん変わっていくところがめっちゃアガります。最後の表情はまさに「フィアース!」ぜひ注目してみてください。



あと、この映画で一番気に入っているのは、「真実の愛」の解釈です。王女を呪いから解放する「真実の愛」は異性間のものとは限らず、また恋愛の愛とも限らないのです。ある意味、この映画はディズニーなのにクラシックなディズニー映画をおちょくっているようなところがありまして、「ベタなディズニー映画が苦手」な人にも新鮮な驚きがあるのではないでしょうか。ここ数年のディズニーはかなり冒険している気がします。

関連記事
スポンサーサイト
にほんブログ村 セクマイ・嗜好ブログ 同性愛・ビアン(ノンアダルト)へ 👈応援クリックお願いしますm(__)m

comment

comment form
公開設定

trackback


→ この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。