母親が嫌いでたまらん時がある。感謝してるし。好きになりたいんだけど。

いきなりすみません。重いです。以下、そういうの苦手な人は読まないで下さい……。


母親と話すと、毎回イライラするんです。小さな言葉に含まれた「トゲ」を感じとってしまい。母親から、ネガティブな呪いをかけられているような気分になることすらあります、そのネガティブな言葉を跳ね返して、ポジティブになろう!とするあまり、キツい言葉で言い返して自己嫌悪に陥ることもままあります。

今朝もそうでした。久しぶりに、LINEで喧嘩してしまいました。

親には感謝しています。小さい頃から、欲しいものはほぼ与えられ、特に教育に関してはまったく惜しみなく投資をしてくれました。健康に育ててくれ、肉体的にも虐待を受けたりしたことはありません。

そんなによくしてもらって「親が嫌い」なんて……何甘えてるんだよ!って言われそうですね。ええ、そうでしょう。人から何と言われてもかまいません。

小さい頃から、親に心を許せませんでした。親がわたしに心を許しているとも思えませんでした。家族の中は常に冷戦状態でした。「先に攻撃しないと、やられる」そんな感じ。

学校で問題がおこった時「お前が犯人だろう」と言われた。「本当にやってない!」と言っても信じてくれなかった母親のわたしを見る目が忘れられない。学校で友だち関係で悩んでも、親にばれて、親から「お前は友だちがいない」と責められることの方が辛かった。それでもわたしは母親が好きだった。だから好かれたかった。母親が妹の方が好きなんじゃないかと思うと辛かった。「妹はいい子」「お前は問題児」そんな感じでいっつもいっつもいっつもいっつも言われてた。辛かった。祖父母や親戚がいる前では、母親も静かにしているが、彼らがいなくなれば、またその場の振る舞いでああだこうだといつまでも文句を言われた。

髪型も服装も、母親の好きなようにしなければいけなかった。自分で選べば、毎日毎日食卓や、出て行く時にこれみよがしにため息をつかれ、責めるような目線で見られた。入る学校も入る部活も習い事も全部全部親の思い通りにしなければいけなかった。作文は親の下書きを丸写し、習字も親のを丸写し、それで賞を取ったけどちっとも嬉しくなかった。

ワイドショーで親子殺しがあれば「あ~怖い怖い」とこちらを見て言われ、「子どもなんて産むもんじゃない」と言われ、「結婚なんてするもんじゃない」「アレは気持ち悪いこと」「一人ではするな」と部屋をこっそり覗かれた。

何度も何度も何度も「背さえ高きゃ美少女だったのにねー」と150センチない自分のことをを棚に上げて言われ、背が伸びる体操をわたしはした。「声が低すぎて可愛くない」、と声を高くだす練習をさせられた。レコーダーの前で朗読して、何度も何度も。再生した自分の声は、いつも自分で聞こえている声より低いから、わたしは絶望した。

家族旅行に行けば、父親の仕切り(旅館の予約など)が不満で一人先に帰ったり、「お父さんの車には乗らない」と一人新幹線を使ったり、道の真中で一人車を飛び降りて走りさったり。レストランでわたしが母親のサジェストするものを注文しなければ、不機嫌になって、家族団らんの時間は台無しになった。皆がいつもいつも母親の顔色を伺っていた。

「お父さんはあんたたちを愛してない。わたしだけがあんたたちの世話をしてきた」
「妹があんたについて何て言ってるか知ってる?」

人の心をコントロールしようとあることないことを言いまくり、家族の中に疑心暗鬼を巻き起こした。

「わたしはお父さんなんて好きじゃなかった」
「お父さんはちっとも子育てに協力してくれなかった」
「『俺のことはルームメイトだと思ってくれ』と言われた」
「お父さんは負け犬。職業を聞かれたら、公務員だと答えなさい」
「お父さんは仕事ができない」
「お父さんはどもり」
「お父さんはどこにも就職できないで泣いてた」
「お父さんはくちゃくちゃ食べる」
「お父さんは泣き虫で役立たない。Tおじちゃんは東芝でバリバリ仕事してる」
「離婚したいけど、あんたたちがいるからできなかった」
「大学院に行く夢を奪われた」
「失明する」
「癌になった」
「子どもなんて産むもんじゃない」
「子どもなんて産んでもいいことは一つも」
「わたしは一人で死ぬ」

……みたいな話を延々と聞かされて。

自分なんて生まれてこなければよかった。なんでここにいるんだろう。大好きとか愛してるなんて言われたこと一度もないし言ったこともない。←これはアメリカの家族は言うけど、日本の家族は言わないのが普通なのか?でも友だちが「お母さんだーい好き!」って言ってるのを聞いて泣きそうになった。そんなに大好きなお母さんでいいな、そんな気持ちを表現できて、甘えられていいなって。

こうやって書いても言葉だけを取り上げれば、「大したことない」んだよね。わかってる!でも家族の中でのこういう言葉を聞かれ続けてきた「呪い」ってのは、もう本当に長い間わたしにこびりついてた。

友だちづきあいも、恋人ともそう。人を信じるのがずっと難しかった。弱みを見せるのが怖かった。攻撃される気がして。無意識のうちに身構えて、相手を全力で先制攻撃しようとしてた自分がいて、ふとした瞬間に「ハッ」と気づくことが多かった。

「ねえ、わたしはあなたの敵じゃないでしょ?」って。恋人から何度も言われた(妹も同じらしい)。

相手のことを愛してるはずなのに、何か少しでも意見が合わないと、自分が正しいことを証明して、相手をコテンパンにやっつけたくなる。喧嘩になると、一番相手が傷つく言葉を一番傷つくタイミングで言いたくなる。その技術は母親との関係から学んだものだと思う。でも本当は、そんな、戦争みたいに、言い争う必要なんてないんだ。

母親のことは別に憎んでいるわけじゃない。そりゃ肉親なんだから、愛着はある。けど、今でも、彼女が向けてくる言葉一つで、ネガティブなオーラに取り込まれるのが嫌で、逃げたくなる。

……的な話をぶちまけて、妹と話してたらかなり楽になった。妹は子どもを産んで母になったらすこしは母親の気持ちもわかるようになったらしい。母親に言われる言葉に傷ついたり、攻撃されて嫌だったことは変わらないけど。

母親は子育てはすごく頑張ってくれたんだと思う。すっごく感謝してる。でもそれを一人で抱え込みすぎて、おかしくなっちゃったのかも。子育てに協力的じゃなかった父親への恨みが、巡り巡って……常に自分自身を守るために、先制攻撃ばっかりしているような感じになってしまった。頑張って育ててくれた気持ちは嬉しい。その熱意と頑張りがどこでズレてしまったのか……。

ま。なんとかまともな(?)大人になれたから、もう、いいんだけどさ。普段は幸せだし。

カムアウトを受け入れてくれたし。彼女にもよくしてくれたし。

ただ、わたしは自分の幸せのためには、どこかで、本当の意味で親と和解することが必要だと思っている。表面的に「はいはい」って片付けても、わたしはまだ本当の意味で親と和解できていない。

和解というか、本当の意味で、諦めて、受け入れる……っていうか。自分の中でのこのイライラや怒り、苛立ち、そういうものを全て「レット・ゴー」したいんだよね。それは普段忘れたふりしていても、必ず心の奥底にマグマのように眠っていて、噴出する。そういうのを心の底から消したい!親のことだけじゃなくて、結構まだまだ残ってるんだよね。わたしの中には。←恨み深い?

そういうのを全部消したいの。
そのためにはどうすればいいんだろう?

瞑想?
ヒーリングセッション?

わかんないけど、確実に言えるのは、書くことが助けになるってこと。恥ずかしいけど、自分にとって、こういう垂れ流し的な文章を書くことは、自分の心の中のデトックスになっている(読まされる方はたまったもんじゃないかもだけど)。

相手に対してぶつけたかった言葉、あの時言えなかった言葉を全部吐き出して……ガーッと書き終わった後は、穏やかな顔になってる。

今も多分そう。




追記:意外とアクセスが多いこのエントリ。意外と母親との関係で悩まれている方が多いのかなと思って、わたしが少しでも救われた漫画作品を以下に紹介します。


母がしんどい
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↑可愛い絵柄だが、ジワジワくる。わかりやすい虐待でない分、どう受け止めればいいのかわかんない子供の心境だかど、確実に傷ついてんだよね。「まる子に水飲ませるお母さん」にも近い不気味さがある。


誰も懲りない
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中村珍
太田出版
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↑安易な同一視や共感を拒む作品だが、精神的に辛い時、気づくと本棚から取り出してむさぼるように読んでしまう。というのはこれは自分にとっては必要な作品なんだろうと思ってる。


ゆがみちゃん 毒家族からの脱出コミックエッセイ (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
原 わた
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↑辛いところの描写からはじまって「救われるまで」の過程が描かれている。いろんな人と出会って、あれ?大丈夫かも?と思ったり、過去の記憶に引き戻されそうになったり、そこらへん含めてハラハラ。読んだ後は楽になった。
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comment

4人の子を持つ母親です。
子育ては、確かに大変です。でも、それをバカ正直に子供にぶつけるのは…と思う。
父親の悪口だって、何で子供に言うのかわからない。
いやいやお母さんをやってる感じですね。

私の母もそうでした。母が大好きでしたが、私は愛情を感じた事は一度もありませんでした。
  • 2015/02/20
  • URL
 本当に、ひどい母親ですね。どんな親であっても、子供に生まなけばよかったなど、決して言ってはならないのです。きっと、生活が辛かったせいかもしれませんね。
私には、娘が二人います。今は、どちらも遠方にいて、たまにしか会えませんが、不思議なもので、離れていても、愛情って、感じることができるんですよ。

あなたも、一度離れてみると、いいかもしれません。
どんな親であっても、死なれるより、生きていてくれて良かったって、感じるときが、きっと、ありますから。
  • 2015/04/15
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  • 2015/10/05
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  • 2015/10/19
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