LAグルメ界を席巻する二つのチリソースから感じる移民パワー

アメリカに引っ越すまで、ホットソースといえばタバスコくらいしか知らなかった。

しかし、アメリカでタバスコ以上に人気があるのが、シラチャとタパティオ。共にLA発のホットソースのブランドだ。

ベトナム系の移民がはじめたシラチャ。もともとはタイで作られていたソースを元にアメリカで作られ大ヒットしたらしい。

メキシコ系のタパティオ。


ベトナム料理や中華料理の店には必ず置いてあるシラチャはアジア系、そしてタパティオはメキシコ系という出自を持ちながらも、そこにとどまらず、メインストリーム文化へ影響を与えているという点が、非常にLAらしい。ヴィーガン料理を取り揃えたヒップスター系の人気レストランがシラチャをフィーチャーしたコース料理を発表したり、シラチャを使った料理本が発売されたり、シラチャをモチーフにしたアパレルが発表されたりもしている。



そのシラチャとタパティオをモチーフに、イラストレーター・ストリート系アーティスト・ギャラリー系アーティストが集まった展示会「LA HEAT」に行ってきた。




会場は、リトル東京の近く、オルべラ街の隣にあるチャイニーズ・アメリカン・ミュージアム。



煉瓦造りのレトロな建物だ。オルべラ街から、大音量でメキシコ音楽が流れているのも、すごく今回の展覧会にあっている。

ミュージアムの常設展示は、アメリカへの中華系移民の歴史や当時の建物の再現など。日系ミュージアムにも似たような展示があるが、中華系と日系は共にアメリカにおいて排斥された過去を持つのだ。



二階は特別展示。お目当てのホットソースアートだ。今かなりLAで熱いアーティストなどもフィーチャーされている。



今回のアートはオークションで購入可能。わたしが訪れたのはクロージングレセプションの日だったので、既に多くの作品に入札が入っていた。



実際の消火器らしい。



シラチャカラーの少女に、シラチャのマークである鶏。この絵は気に入った。



ちょっと前に、LA郊外にあるシラチャ工場の近隣住民が、匂いや目の痛みなどを訴えて問題となった。その騒ぎを受けてテキサスのダラス市が誘致に乗り出すなど一時話題になったが、この騒動を下敷きにしたと思しきピースが幾つもあった。









LAにはグラフィティとか、ストリートアートからはじめてギャラリーアートへ「出世」するアーティストが結構いる。



ドラッグカルチャーへの言及もあり。



かっぱえびせんにチートス、シラチャにタパティオと、多様性な品揃え。



「あなたを突き刺す」……?
辛さのことかな?







西洋と東洋の為政者のミックスチャー。



シラチャを使ってプリントされたペーパー。背後の様々なトーンの肌色は、LAに暮らす人々の多様性を表している。

リビングルームに飾りたいタイプのピースではないけど、コンセプト的に気に入った。

移民が生み出し、地元で広く愛されるようになったLAの味、シラチャとタパティオ。機会があったら是非味わってみてほしい。



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