来るべき大量自殺社会の到来に向けて…

自殺について書くのが危険な行為だということはよくわかっている。
センシティブな話題だしね。

私だってもし私が自殺したら、周りの友人がたちが悲しむだろうことを知ってるし、ブログの読者だって驚き悲しむだろうことを容易に想像できる。

私だって友達や、知り合いや、誰かに自殺してほしくない。もしそういうことがおこったら、たまらなく悲しく苦しい気分になることを私は知ってる。

だから、死にたいヤツは死ねなんて言いたいわけじゃないのだ。
当たり前の話。

自殺については、もう…思考停止的に、「ダメ、絶対!」が正しい対応とされていて、少しでも自殺に対して肯定的になりかねない言論を出すと、非常な抵抗にあう。

その抵抗の中身とその理由をよーく考えてみると「自殺、上等じゃん。死にたいヤツはとっとと死ね」めいたタイプの自殺肯定論に対して、人は嫌悪感を抱いているからなんだと思う。

「自殺、いいんじゃない?」と口走ってるやつを見ると、思わず(こいつ…私が死にたいほど苦しんで、悩んでいる時に相談したら、『じゃ、死ねば?』とか言い放ちかねないなあ…)という恐怖から、人はそういう「自殺、いいんじゃない?」めいたカジュアルな自殺肯定論に対して本能的な反感を覚えるのだろう。

その物言いが、まるで、この世で頑張っていきるための努力を否定しているかのように聞こえるし、辛くても頑張って生きていきたい人へサポートを与えることを拒否しているようにも聞こえるからだ。

誰だって、どんなに悩んでいるときでも、どこかで、本当は生きたいと思っているはず。そこには理由がなくて、植物が光合成をするように、動物に性欲があるように、人間は生きている限り、生きたいと思ってしまう。

でも、それって、なんでもいいから長生きしたいとかそーゆーのとは違う。なんでもいいから生きたいというDNAレベルの欲求はありんこでも持ってるものであって。尊厳を持つ人間にとって「生きたい」という欲求は「こう生きたい」という理想をもつ物だし、例えば檻につながれて、目隠しされて、本も読めない、好きなこともできない、そんな状態で奴隷として長生きするより、自由な10年間を過ごして、それで死ぬっていうほうを選ぶんじゃないか?

つまり、自分がこうありたいという生き方をできなかったら、むしろもう死んじゃってもいいわ(むしろ、こういう生き方を選んだ結果として寿命が縮まるならそれはそれでいいわ)という思いを持つのは、人間が人間たるゆえんであって、その思いを具現化する方法の1つが「自分の死に方を自分で選べる」ということだと思うのだ。

そう。

だから、私が「自殺は全然悪いことじゃないと思う」っていう時。
そこには、「死にたいヤツは死ね」って他人に対して言いたいわけじゃなくて、「私が死にたい時は、すっきり死なせて下さい」そしてそれに対して変に哀れんだり、芝居がかった追悼などはしないでくださいということなんだ。

私は将来どうなるかわからないけど、出来れば自分の死にたい時に、自分で死ねたらよいと思ってる。それは自分が子孫も残さないであろう同性愛者であることや、パートナーがいないことや、ろくな社会保障が受けられるかわからない外国に暮らしてることが関係してるかもしれないししてないかもしれない。
ともかく、自分にとって自殺は大昔から身近なものだった。

でも、今現在考えられる自殺ってなんだか、痛かったり、血が飛び散ったり、自分の死体の始末をちゃんとしてもらえるかわからなかったり、人様に迷惑をかけたり(電車の飛び込みとかホント迷惑!) 、クスリや銃を手に入れるのも大変だったり、とにかく大変。

もっと手軽で、安全、清潔で、苦痛もなく、後に残された人に迷惑もかからないような自殺の方法が開発されたら、どれだけの人が助かることだろうか。(まあ現在のところ、日本の刑法だと自殺したいという人を助けてしまうのは自殺幇助罪といって犯罪になってしまうけどね。)

あと、もう1つ。もし自分が自殺したら、周りの人間がどんなに嘆き悲しみ、「相談してくれれば…」とか、私をどんなに哀れむだろうかということを想像すると、なんだか違和感を覚える。

自殺する人にとって苦しいのは「生きつづけること」そのものであり、「死を選んだ瞬間」はもはやスッキリしてるはずなのだ。でも、その人間が生きている間は、比較的冷淡であったりしたのに、自殺すると、もう「自殺」ということ自体に大々的に反応してしまい、泣いたり、騒いだりする。

なんかそれっておかしい。
し、なんだかすごく偽善的。って感じる。

自殺=絶対的悪
自殺=ダメ、絶対
自殺する人=可愛そう
自殺する人=負けた人
自殺する人=孤独/悩み/鬱病
自殺した人に対して「なんで死んだりしたんだよ!ばか!」とかいって責めたりそういうの。
全部なんか、違う。
いや、本当は違わないのかもしれない。
わからない。

現実においては、ほとんど違わないのかもしれない。

私だって、冷静ぶってコレを書いているけど、たった今誰か友達が自殺したら…泣きわめき、悲しみ、なんで?なんでなん。なんでそんなに悩んでたなら相談してくれなかったん????て相手を責め、そして相手の支えになれなかった自分のことをも責めてしまうだろうから…。

だから、現在主流となってる自殺はたぶん悲劇がほとんどなのかもしれないし、自殺予防という名のもとにされている政策はきっちり実施していくべきだろう。つまり、鬱病対策とか、不景気対策とか、中小企業への政策きっちりやるとか、カウンセラー配置するとか。生きてるみんなのメンタルケアとかはもちろん大事。でも、そーゆーのとは別に、やっぱり辛いっていう人に対して自殺みたいなソリューションを確保しておいてあげるべきなのではないだろうか。

でも、私は自殺に対して皆がもっている悲劇的な印象は、決して真実ではないと思ってるし、悲劇的じゃない自殺というものが可能だと、信じているんだ。自分の死に方を自分が決められるというアイディアは、自分の生き方を自分が決められるというのと同じくらい魅力的に感じる。

自己決定のキーワードのもと、これからどんどん自殺は増えていくはず。その大量自殺社会の到来を少しでも幸せに迎えるためには、「自殺を実現する簡単な方法」と「自殺へのネガティブ固定観念を捨てること」の両方が必ず必要になってくるだろう。





…とかこういうことばっかり考えてしまうというのは、やはり疲れているんだろうか。文章もまとまりがなくて申し訳ありません。でもまあ自分の頭の中を文字に出すのはすっきりしますな。頭のデトックス。私は寝ます。おやすみ。
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comment

あーよかった
寝る前にこの記事読めて。
延命治療をするしないを本人でなく家族が選択をしなくてはならない場合もあるからさ、なんか凄いかなしかったんだよね。
自殺に対するイメージが悪いからとかそーゆーんじゃなくてさ。
まあそんな事言い出したら自殺も色々だろうけど。
自殺をなんか小難しく言って、意図した様に伝わってないとか傲慢なこと言ってんのかと悲しくなったじゃん!あぁよかったあ~。そーゆー気持ありきの人でほんとよかった。私も寝れるわぐっすり。おやすみなさい。
  • 2008/04/30
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  • Edit
Re: 来るべき大量自殺社会の到来に向けて…
はじめまして、ゆきと申します。
センシティブな問題についての貴重な意見を読めたことに感動して、おもわずコメントさせて頂いてます。
つい最近私も彼女とこのような話題について話したばかりだったもので・・・
私も同感でした。
決して悲観的な意味合いじゃない、ってのも良くわかります。
こういう話はこれが正しいってものはないし、考え方はいろいろあって当然だと思いますが、なかなか理解してくれる人も少ないのかな、と思います。
別に私も自殺願望があるとか、そうしたいとかいうわけでも全然ないですが、WeHoさんの意見には、かなりの部分同意できたので、冷静に嬉しかったです。
また読みにきます。
Re: 来るべき大量自殺社会の到来に向けて…
名無しさん
心配させちゃって、ごめんね。

ゆきさん
ありがとうございます。

自分も自殺願望はないのですが、
たまにこの世で生きてくことがたまらなく苦痛になります。
そんな時文章を書いてなんとか生きていけるように頑張ってます。

センシティブな話題について書くのは難しいですね。
もう書くかわかりませんが、よろしくお願いします。

  • 2008/05/04
  • ゆう
  • URL
同感です。
ブログを最近知りまして、遡って読んでる者です。
自殺についての考察、私も同じ様なことを考えていたのでコメントしちゃいます。
昨年、日本で硫化水素自殺が騒がれていた頃に「人に迷惑かけないで死ねる方法があれば良いのに」って思ってました。
死にたい人は辛い。なのに毒ガスを発生させた暁には、近隣の人に迷惑をかけ、遺族も責められる。

もっと死にたい人が楽にかつ幸せに死ねる方途があって良いのになぁと思ってました。
だいたい自分が望んで生まれた訳でもないのだから、死のタイミングくらい選択させてくれよとも思う。

そして、自殺した人は苦しみから解放されたのだから、喜んであげたい。その人の選択を尊重したい。

自死が忌み嫌うものじゃなくて、個人の積極的な選択になった時に、世の中変わるんじゃないかなぁ、と思ってたりします。

  • 2009/02/10
  • はっちー
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