コペンハーゲン合意の有効性と限界

日本の皆さんこんにちは。
洞爺湖サミットは盛り上がっているでしょうか。
サミットの大きなトピックの1つである温暖化対策について、山形浩生氏のインタビューを読んだ。

『地球と一緒に頭も冷やせ!』とは???訳者・山形浩生氏に聞く
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0807/04/news138.html
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0807/04/news138_2.html

この、以前から山形氏が積極的に紹介している“コペンハーゲン合意”について一点皆が覚えておくべきだと思うのだが、これって結局「経済学者」が何に今リソースを投資することが効率的かという観点で順位付けをしたものにすぎない。

Copenhagen Consensusの公式サイトにはこう書いてある。

The world’s best investment: Vitamins for undernourished children, according to top economists, including 5 Nobel Laureates

だから、これって結局経済学者さん達が政策を投資として考えた場合に、どれが一番効率がいいか!ってことで考えた合意なんだよね。上の記事ではその主体がわざとだと思うがぼかして書いてある。

本書で紹介していますが、彼は『環境危機をあおってはいけない』を書いた後で、我々にとって何が本当に大事なのか優先順位をつけてみようということで、自分だけではなく各分野の専門家に順位付けをしてもらいました(コペンハーゲンコンセンサス)。すると、温暖化はそんな上位には挙がってこなかった。



なんだ。各分野の専門家っていうこの不明確かつ不正確な説明は!

コペンハーゲン・コンセンサスは確かに有効な1つの試み。例えば山形氏がこれを紹介した時点だと、1位はHIV対策だったし、2008年版の1位は、子供達へ微量栄養素のサプリメントを与えようっていうことらしい。確かに、こういう角度からこれが効くよ!って政策をつきつけられるのは、目からウロコ(Eye Opening)的効果はある。それに、コペンハーゲン・コンセンサスは、自分の役割を果たしているだけなんだと思う。

だが、これが経済学にのっとって発信されてることは覚えておくべき。皆知ってる?ならいいんだけど、結構知らない人いるんじゃないかなって。政治の世界で何をすべきかという判断において、経済的効率性やROIの観点は当然必要である有効だが、判断の元にするべき要素はそれだけではない。
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