愛のない家族

ブログをもう2年以上やっているが、普段あまり書かない話題というのがある。
書かないというか、書き辛い…むしろ、あまり書きたくない、とか書けないとかそういう話題だ。

1つはセックスとかオナニーについて。これはしてないから書けない。というのは嘘で、基本的に恥ずかしがりやなので自分の性生活について書くのが非常に苦手。エロい事こと書くのも苦手。(するのは得意)がこれからはたまには書こうと思います。

で、もう1つの話題っていうのが家族。特に両親について。これは自分にとってかなりディープなものであり、うかつに触れられないので、普段は考えないようにしているのだが、今回家族と過ごした時間の中で無視できないものが浮かび上がって来たので、少し書いてみよう。時間がないし、眠くてたまらないので本当に少しだけだ。

私の家族は一言で言うとLOVELESS=愛がない。

両親が愛し合ってないし(離婚はしていない)、親も子を愛していないし、子も親を愛していない。

というのは少し語弊があるかもしれない。
親は子をもちろん愛してくれてるし、子も親を愛している。

でも、感情のレベルでいうと、たぶんそれがうまくできてないっていうか…、歪んだ愛情になってると思うんだよね。

それを上のように言語化して認識したのはつい最近だが、昔から私の深層心理には、どこか風変わりの自分の家庭のことが重苦しく横たわっていた。ある意味女好きという自分のセクシャリティ以上に、私を悩ませて来たかもしれない。

思春期が終わり、大人になって、家を出てからは親のありがたみも分かるようになり、多少は親との仲もよくなった。だが、両親の不仲ーというか母親の父親に対するつもりつもった不満と、父親の全てに対する無関心ーは変わらず、むしろエスカレートし続け、今や離婚が現実的なオプションとして視野に入っているようだ。私からは、母親の訴える父親の欠点がよく理解できないので、かなり「?」なのだが、とにかく問題は根深く、私が仲裁してどうにかなる問題ではなさそうだ。母親の恨みは相当強く、何十年も前の結婚直後の日記帳を持ち出して来て、父親の行動や恨みなどを訴えて来た。

私の父親は、ど田舎の旧家の末っ子で甘えん坊。オレについてこいタイプの真逆。はっきりいって生活力がなく、仕事もできないタイプ。いいやつだが頼りないし、結構ずるい。そんな父親と大学の同級生だった母親は三代続いた江戸っ子で、それを誇りに思っているやや気の強いスノッブ。二人は恋愛結婚したはずなのだが、父親は仕事がなかなか続かず、家事もせず、あげくの果てにヒッピーの集団に入りたいだの、当時働いていた母親はぶち切れだったらしい。だが、私が産まれたことをきっかけに父親も安定した就職をゲット。母親は仕事をやめた。だが母親は実家が裕福なので、自分で働いていた訳ではないのだが、実質的には家族の大黒柱だったようだ。家を建てる時や、その後子供の私学の学費などずいぶん援助してもらったらしい。それに対して、父親は実家側の相続を放棄したり、あまり生活の助けにはならなかったようだ。運転免許を持っていなかった父親は家族を旅行やキャンプに連れて行くこともなく、母に借りたお金で1人ヨーロッパ旅行に行ったりしていた。父親はいつも下宿人のような存在だったし、それを望んでいたらしいのだ。母親には助けてくれない父親への不平や、父親方の田舎まるだしの人付き合いや物言いに不満が非常にたまっていったらしい。昔はそのストレスが子供にぶつけられて理不尽に切れられたりしたものだ。

現在もつづく両親の不仲(というか根本の不信)については私と関係ないようであるが、実はこれは私の気分を非常に滅入らせる。これは私が感情的な親離れができていないことによるかもしれないし、別な理由もあるだろう。その理由の1つに、私が多分父親と似ていて、母親が忌み嫌う父親の特徴を濃く受け継いでいるからというのがある。

Lの世界第3シーズンで(ここからはネタバレなので、反転します)シェーンは、救いようのない女たらしである自分の父親を直接見て、自分に流れるプレイガールの血に絶望し、カルメンとの結婚式をすっぽかしがります。

その時、私は、彼女の行動が理解できなかったし、カルメンちゃんと結婚できるのをすっぽかすなんて、アホか!っと思った。


でも、自分の中に流れている忌まわしき血の存在に気づいた時。私の行動が誰かにそっくりだと思った時。その瞬間の震撼と絶望というのはとてつもないものがある。私はその時シェーンの気持ちがわかった気がした。

私は、自分が好きだし、上ではいろいろ書いたが自分と似ている父親も正直嫌いではない。が、その父親が、周りにかけてきた迷惑や、母親に与えた絶望感?というのは結構罪深いのかもしれないと思った。

親として見た場合、私に対しての影響というのでは絶対的に母親の方が罪深くて(笑)、疲れるので全部は書かないが。無関心で何もしてくれなかった父親だが、基本的には父親の方が好きなのだ。母親はとにかく干渉過剰で…はい、疲れるので書きませんが、結構精神的には痛めつけられた。

もちろん肉体的な虐待を受けた訳ではないし、いろいろな機会を与えてもらったことは感謝しているが、それでも、精神的に虐待めいたことは日常的にされていたと思うし、それが私の10代に与えた悪影響は非常にでかい。

このブログでもたまに書いたことがあったと思うけど、ずっと人間関係の作り方がわからなかったし、ありのままの自分で生きてていいんだということがわからなかった。そういうことを学んだのは、恋愛を通じてだ。ある意味、恋人が私を両親に代わって愛し、「感情教育」を施して、育て直してくれたような気すらしてる。(だから、私が本格的につきあった昔の恋人たちには本当に感謝してる)

ハードコアな虐待を受けた人や、生活に苦労して育った人などは、こういう意見を聞いてあまっちょろい!甘ったれてると感じるかもしれない。けど、私はそれでも言おう。人が自分自身を肯定される、というのは、成長する上で、必要不可欠の栄養素であり、親から与えられたそれが不十分だと、本当に驚くほど生きて行くのに苦労するのだ。

きっと、それは両親も同じだろう。

私の家庭は全員が“栄養失調”で、全員が愛を求め、もがいてる。きっとうちらはうちらなりのやりかたでお互いを愛そうとしてるし、たぶん愛してるのだが、それがうまく届いてない。発展途上国への莫大な援助金が本当に困ってる現場に届かないような感じで。うちらはいつでもおなかが減っている。

ともかく。

自分も実家を離れ、よちよち歩きながらも自分の生活を築き始め、少しずつ過去の呪縛というか、複雑な感情的冷戦から離れることが出来たと思っていたが、やはり今回実家に戻り、それは幻想だったとわかった。

しばらくは家族ごっこを続けていたが、最後にその芝居は崩壊し、やっぱりこの家族はバラバラの栄養失調児の集まりなんだと思い出した。

両親が本当に離婚するかはわからんし、母親が騒いでいるだけかもしれない。だが母親の昔の日記にも綴られ、口頭でも繰り返し繰り返し語られる父親の無責任さ、リーダーシップのなさ、自分可愛さ、趣味人だがいい加減なところ、父親の実家からはまったく不動産などの援助をうけられなかったのに、お金は全て自分のことにつかってしまうこと、家族に対するコミットメントのなさ、生活費を充分渡さないこと、生活力のなさ…などへの不満は確かに存在する。私は母親こそ相当問題ある人間だと思うが、確かに父親も、客観的に見たら、理想的な父親からは遠いのかもしれない。

私も過去の恋愛において、そういう文句を言われたことがあり、自分でもそのような欠点を自覚している。でもそんな父親に似ている自分(母親にも似ているが)。 愛情がないのに、惰性で結婚生活を続ける夫婦。この二人から生まれた自分。私は自分が将来愛情ある家庭を築けるのか不安だ。

…はーあ。

この家族の問題って本当に根深い。
自分が自分を好きでいられるかという根本に関わってくるからアレなんだよな。

「愛する妻子を守る!」って感じのたくましくて頼もしくて家族一筋のお父さん。そういう感じに自分はなりたいのだが、実際はえへらえへらして全然身を固める気配がないフーテンの寅さん(汗)実は最近そんな寅さん的自分でもいいじゃん♪私はアーティストになろう!とか思ってたのだが(←本気です)、そういう楽天的で現実感のないところも結局父親に似てるのかなーと思ったら身の毛がよだちました。

あーどういう生き方をしていけばいいのかわからん。
でも、責任感って大事だよね。

うーむ。

人に迷惑かけなければ、好きなことやって生きればいいじゃん♪って思ってしまうのだが、やはり責任感がなさそう、とかコミットメントをしなさそうというのは、問題なのかな。仕事でも、女の子でも、1つのものと最後まできっちりつきあうっていうのは、多分すごく大事で、尊いことなのだろう。

それが自分はできるのか。

カウンセリングでも行くかなー。

って今日は完全に独り言でした。
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comment

Re: 愛のない家族
家族のカタチって本当にそれぞれ全然違うから、その分だけ色んな問題があるんだろうなとは思います。それなのに、家族って「良く」ないといけないみたいな脅迫じみたものがまかり通ってるのが、個人的にはなんとなく腑に落ちないし、しんどいなと思うんだけど、それはともかく。

「CIPHER」という漫画の中の、家族がわいわい集う温かい食卓に混じったときに涙を流した主人公対して、そこのお母さんが言う「ハングリーだったんだね」というセリフに、ものすごく私自身も泣かされた記憶が甦りました。初めてそのとき、ああ、私もお腹がすいてたんだ、と思ったんだなー。なので、ちょっとばかりこのエントリーには共感するところがありました。
  • 2008/08/13
  • おと
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ひとり言へのひとり言
カウンセリングに行く必要なんて全く無いのでは?

10組の家族がいたら10通りの《家族》があるわけで、どれが幸せでどれが不幸せかなんて人それぞれの感じ方だと思うし。。。

今後、ゆうさんが、一生を添い遂げたいと思える相手と巡りあったら、二人でいろんな事を話し合い、トラブルにぶつかったら二人で解決して、山や谷を協力して越えて行き《ゆうさんの家庭》を築いて行けば良いだけなのではないでしょうか?

フーテンの寅さんを選ぶ人も居れば、選ばない人も居る。。。ゆうさんは、ゆうさんのままで良いんじゃない?

って、エラソーな事を言ってしまい、ごめんなさい。
気に障ったら許してね。

PS.
フーテンの寅さんって、観たことないので良く分からないのですが
《港、港に女を作る。。。》。。。で当ってますか?

Re: 愛のない家族
おとさん

そうですね。
家族っていうのはいろいろそれぞれですね。
だから何がよいとか悪いとかないっのかなとも思うし、私も私の家族を愛していていい家族だと思う。でも、何かそこには本質的なものが決定的に欠けてるんですよね。

友人や恋人の和気あいあいとした家族に混じると私も泣けてくるときがあります。あー私もここんちの子に生まれたかったって思ったりすることがあるの。その家にはその家の問題があるだろうし、そんなこと思ったら自分の両親に失礼なのはわかってるんだけどね。

manaさん
コメントありがとうございました。
そうですねー。
なんか考えすぎてしまったかもしれないです。
少し元気でました。

でも私の家族って、端からみたら結構幸せそうにみえると思うんだけど、実際にはすごく不幸せなんですよね。

今までの恋愛で、少しでも関係が深くなると、嫌っていた両親の関係とそっくりになってしまっているような気がして…両親の関係が自分の恋愛にも深く影響していることを痛感していたので、いい年してとっても不幸そうな両親を見たらげんなりしてしまったのです。でも、頑張ります。

私の人生は私のものですからね、、、

ちなみに!
寅さんは、港港に女を作るタイプではありませんッ!

旅に出かけていて、たまにふるさとにかえってきて、その度に好きな女の人ができるのですが、純情すぎていっつもいい人どまりで失恋してしまうんですよ(><)
あと、寅さんはテキ屋なので、安定した職業についてないのです。
まーそんなところです。
ま、ふらふらしてて、奥さんはいないんだけど純情でいっつも片思いしてる憎めない人が寅さんですねー。男はつらいよ、面白いので一度観てみてくださいな♪
  • 2008/08/14
  • ゆう
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Re: 愛のない家族
私の家族も愛がないです。


父と母のとの冷めた会話。



私にたいしても全く興味をもたない様子。

誰からみてもすぐわかるぐらいです




悲しいしはっきり言って、とてもツライです。






  • 2009/12/23
  • かなみ
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